前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
「それは大変ですね? お茶をどうぞ」
「ありがとう、いただくよ」
【文月はん、えらく美人ですわ】
【ミステリアス研究者お姉さんやね】
【ホビーアニメとかにも居そうな美人お姉さんやな】
僕は文月に特性ブレンド薬草茶をアウトドアコップに淹れて私と、彼女は微笑み受け取り飲み始める
その飲み方がワカモに似ていて、親子なんだなぁと思い 不意に何か引っ掛かりを覚えるが、何が引っ掛かったか分からない
なんだろう? 文月はワカモの娘、そう娘だ・・・ん? 娘? アレ? ワカモって並行世界上のブリリアント王家に連なる者 的な事を言っていた様な?
「ん? 主よ、どうかしたか? 珍しく思案している顔をしているが」
「え? あ、あぁ いや、文さん とワカモって親子って言うより姉妹に見えるからさ?」
「ふふ、君は よく分かっているじゃないか。我々兄妹の自慢の母様なのさ」
「吾は九尾の霊狐、不老だからな 一定年齢からは殆ど老けておらぬ」
【ワカモ氏、容赦ねぇw】
【確かに珍しいけどさ?w】
【もう少し手心と言う物をw】
【渾身のドヤ顔の文月はんw】
思考に没頭していた僕に気付いたワカモが尋ねてきたが、誤魔化して外見年齢について言及すると、文月が渾身のドヤ顔を披露してくれる 本当に自慢の母親なのだろう
さて、ブリリアント王家に連なる者 と言うのを直系と仮定し、並行世界上のリューネが獣人の収める国、として考えると どう考えても文月の言う国王陛下は 彼女の兄姉 又は 弟妹と言う事になる
文月を含めて12人も兄妹がいればね? うん
そうなると、ワカモは元国王妃かぁ 結構前に ある種の自営業と言っていたのは、こう言う事か なるほどなるほど
「これからどうするつもりだ? 文」
「そうだねぇ・・・帰るにしても機材が無いから難しいし、素直に迎えを待つしか無い、かな? 」
「他の兄妹に次元断層を解析して迎えに来れるのが居るのか?」
「問題無い筈だよ、最悪 機材を貸してくれる知り合いが居るだろう? 母様」
「・・・それもそうだな」
【なんか話が纏まったっぽい?】
【次元断層かぁ 普通なら吸い込まれたら死ぬって事になっとるんやけどなぁ】
【せやなぁ けど、帰還者が居ないから死亡説が濃厚なだけかも知れんなぁ】
【確かに】
なんだか僕が考察している間に話が纏まった様で、文月は暫く滞在する事になったみたいだ
コメント欄を見る限り、元の世界へ戻るのは物凄く大変な作業みたいだけど、なんか大丈夫そうに見える
「あ、そもそも奥の手も有るじゃ無いか母様」
「有るには有るが、場所が場所だからな・・・手間である事には変わらぬ、どちらにせよ ヘンリかマリアの手を借りねばな?」
「ん? 此処はリューネじゃないのかい? 母様」
「此処は日本の若宮ダンジョンだ、文」
「なるほど、通りで魔力素子が薄い訳だ」
【なんか裏技が有るっぽいぞ?】
【ヘンリ姫かマリアの手を借りないとダメって、割と大事じゃね?】
【確かに】
【ブリリアント王家分家2人にお願いする案件って何ぞw】
文月が思い出した様に手をポンと打ちワカモへ言うが、ワカモは少し渋い表情をして文月へ返事を返し、現在位置が何処かを文月へ教え彼女は そんな事を言う
彼女の口ぶりから判断すると、どうやら魔力素子の濃度が分かる様だが、普通に凄い
木々に囲まれた山や自然公園とかに行った際に、感覚や気分で 空気が美味しいとか酸素が多いとかマイナスイオンを感じるとか言うが、実際は何も分からない筈なので、文月の言う事か本当ならば かなり凄い事だと思うし、ワカモの娘なら出来ても不思議じゃないな と思えてしまう不思議
僕も頑張れば分かる様になるのだろうか?