前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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603. 視聴者参加企画 2

 

 

 

そんな訳で 何処と無く見覚えのある男性視聴者とツーショットを撮ると、ありがてぇ ありがてぇ と拝みだし、その姿を見て思い出す

 

 

「あれ? もしかして 去年の3月に有ったダンジョン災害で、僕が救助した被災者さんです? 」

 

「え? 覚えて貰えていたんですか?! 超嬉しい!」

 

 

そう、この男性視聴者は 去年の3月に発生した突発性ダンジョンで被災し足を骨折していた為、逃げ遅れて僕が救助へ向かった時の男性だ

 

記憶力に不安が有るけれど、結構インパクトのある出会いだったから うっすら覚えていた、出会い頭に拝まれたし

 

 

「二輪免許もってたんですね?」

 

「いやぁ〜 実はイキって大型取りに行って、やらかしてポッキンしてしまったんすよ、ははは〜」

 

「あ、なるほど? その後に被災した訳ですか、災難でしたね」

 

「んー カナリアちゃんに会えたし、今回 抽選に当たったからトントンかなぁって」

 

「あ、はい」

 

 

喜ぶ彼に何となく尋ねると、足を骨折していた理由を説明して笑ったので軽くフォローを入れると、本気っぽいトーンで そんな事を言うので 曖昧な返事を返しておく、僕には正解が分からないからね うん

 

その後、彼のヘルメットにサインを書いてあげたりしていたら、続々と集まった参加者にもサインやツーショットをお願いされ、軽く お話したり握手したりする

 

なんだか挙動がおかしい人がいたけど、ヘンリが傍観していたし 緊張していたからだろうと判断しておこうかな? うん

 

 

「なんだか資材以外の仕事が増えてきた気がするな」

 

「おはよう雀晴(すばる)ちゃん」

 

「おー、おはようカナリア、こう言うとアレだけど お前って本当に人気だな? 兄貴以上だろコレ」

 

「ははは、そうかな?」

 

 

早朝だからかダルそうな雀晴が僕のninja400の後ろへバイクを停車させて言ってきたので挨拶をし、笑って誤魔化しておく

 

 

「おはようスバル、よろしく」

 

「おはようございますヘンリ姫、仕事は仕事なんで全力でやりますよ 任せてください」

 

 

眠そうな雀晴にヘンリが挨拶をすると、姿勢を正して雀晴は返事を返す

 

そう雀晴は仕事で今回はステラ・アークからギルドへ依頼を出していて、護衛要員として参加する事になっている

 

 

 

五月七日(つゆり)家はライダー 一家だと証明されてしまったね? 雀晴ちゃん」

 

「何を今更、俺も三鶴(みつる)も兄貴も お前程ではないけど収納魔法も使えるし、アイテムバッグとかあるからな」

 

「そうなんだよねぇ」

 

 

遠巻きに雀晴と他愛ない話しをする様子を伺って軽くざわめいている参加者を横目に、雀晴と会話を続ける

 

ざわめいている理由は、これまで秘匿?されていた3兄 最後の1人である雀晴を見たからだろうしね?

 

 

「カナリアちゃん、ヘンリさん、雀晴さん、集まって頂戴? ブリーフィングを始めるわよ」

 

「はーい」

 

「ん、始まる」

 

「三鶴も兄貴も 残念だったなぁ いや本当」

 

 

他愛ない話しをしていると、紗夜(さや)に呼ばれたので返事をして彼女の元へと歩き出すと、雀晴が そんな事を呟く

 

こう言うイベント事には大体参加する鷹樹(たかき)が不在なのは、単純に他の仕事とバッティングしてしまったからだ

 

因みに三鶴は、所属しているゼミか何かの講演だか発表だかが有って不在、雀晴は その事を言っているのだろう多分

 

 

「おはよう、いよいよカナリアちゃん希望の視聴者参加型企画の日がやってきたわ、安全配慮で20名の枠になっているけれど・・・まぁあまり意味は無かったかも知れないわね? でも私達はやれる事をやるだけよ、各員の奮闘を期待しているわ」

 

 

紗夜の挨拶を皮切りにブリーフィングが始まり、ツーリングのルート説明がされたり、先導担当や各員の役割の確認がされる

 

雀晴を除いたサポートスタッフも充実していて、レッカー車も用意している と言うのだから、そこそこ 手間が掛かっている、凄い

 

 

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