前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
とりあえずカノン(偽)の動きを良く見て少しでも情報を得る為に回避を続ける
そんな事を続けて数分で分かった事は、まずヘンリの言った様に知能指数が劣化している為か低い事
これは僕が目の前にいるからかも知れないが、僕だけ狙って攻撃を繰り返してくるからだ
次に、得物であるデスサイズの使い方が雑である事、デスサイズは処刑鎌と言う名の通り鎌である為、扱うには少々コツが必要なのだがカノン(偽)は持ち前のパワーで力任せにブン回している、最早 鈍器・・・どちらかと言うとピッケルやツルハシを使っている感じに近い使い方をしている
当たれば致命傷になりかねないが、攻撃モーションが全て直線的なので そこまで脅威では無いのが幸いしていると思う
「問題は、攻撃速度と体力が無尽蔵に思える事っと」
「ん、持久戦は ぼく達に不利」
「どうにか隙を作らねばな」
「でも、これだけカナリアちゃんに密着されては牽制射も難しいわよ?」
「まだ、まだまだ、まだまだまだ! 行きますよ! 行きますよ〜?!!」
【これは狂化ですわ】
【はっやいなぁ、なんでカナリアちゃん避けられるんや】
【ワイなら既に3回は3枚下ろしになっとるなぁw】
【せやな〜w】
力任せにブンブン振り回しているのに、その勢いが衰える事は無く元気かつ楽しそうに僕を追いかけ続けるカノン(偽)のタフさと狂気に、次の手を考える
ヘンリが言った様に、多少一般探索者より体力等が秀でているとはいえ 劣化模倣体ではあるが龍種のカノン(偽)との持久戦は不利と言わざるを得ない、文字通り僕達人類種と桁違いの体力・魔力を保有しているだろうからね?
楽観的かつ甘く見積もって、劣化率50%と仮定しても一般装甲龍の半分のスタミナを有していると言えるので、もはや笑うしか無い
「だからこそ、攻略し甲斐があるし・・・僕は望んでいたんだ」
「よ〜し、主がヤル気だ、距離を開けて邪魔にならぬ様にな」
「ん、カナリアがんば」
「カナリアちゃんが楽しそうだし、任せましょうか」
「死なないですね? まだ遊んであげます! 死ぬまで遊んであげますよ〜?」
【お、カナリアちゃんが楽しそうや】
【久しぶりの強敵だもんね〜】
【ま、元々カナリアちゃんてバトルを楽しむ方だしね、うん】
【やっちゃえ! カナリアちゃん!!】
僕のヤル気がマックスになり、カレン(偽)との
まず手始めに振り下ろしを半身を引いて躱し岩塩バックショットをガラ空きの左大腿部へ撃ち込んで見るが僅かな汚れを残してダメージが入らない
「なるほど? 人型形態を取っていても龍種は龍種、防御力が見た目相応とは限らないのか」
「カナリア、岩塩スラグショットも通じるか不明、銃剣によるインファイトしかない」
「分かりました、ヘンリさん!」
「キャハハ 効きませんよ〜? もっと、もっともっと強い攻撃をしないと・・・貴女、死んじゃいますよ?」
なんというかカノン(偽)の言動を聞いていると、劣化して知能指数が低下しているのではなく、狂化して知能指数が低下しているのではないか? と言う気持ちになってきてしまう
ま、そんな事は僕には関係ないので銃撃を囮に銃剣での攻撃をメインにしよう
かすり傷でも与えられれば、僕に勝機が出てくるからね?
「フロッティ、僕にチカラを!! レインメイカー!」
「何処に向けて撃っているんです? 私は! そんな! 所に? 居ない!」
回避しながら隙を突いて岩塩バックショットを撃ち込んだりしてタイミングを計り、カレン(偽)を撃破する為の第1段階を行うと その事が逆鱗に触れたのか、キレ始め 攻撃速度が上がる
急にキレれられてもなぁ、困る