前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
フロッティから上空へと放った魔弾は上空で魔法陣を展開し、急速に雨雲を形成してポツポツと雨を降らせる、これでカノン(偽)を撃破する下準備が管理する
「あれれ? おかしいですねぇ? 室内なのに雨が降っています〜 おかしいんです〜」
「此処からが本番ってね」
「殺してあげますから、もっと遊びましょ〜?」
床が雨に濡れて滑りやすくなった お陰で、カノン(偽)が踏み込む際に僅かに滑って ほんの少し速度と正確さが下がってくれたので、更に回避がしやすくなってくれた
普通ならば、僕も機動力が低下する所だが、そもそも僕は水属性に適性を持っているから自分で生み出した水に影響を受ける事はないので、なんの問題も無い
なので遠慮なく攻めさせて貰おう、やる事自体は簡単だしね?
「避けるだけじゃ死んじゃいますよ〜?」
「ご忠告どうも、でも・・・もう終わりにしようか? チェーンバインド」
「何を言って?!え??! 」
床をしっかりと濡らし数㎜程度だが一面を浸水させている水が集まり隆起し、鎖の形を成してカノン(偽)の四肢を絡め取り動きを封じる
その事が不思議なのか、カノン(偽)は驚愕し瞬きを繰り返している、無理もない 彼女にとって僕はオモチャで、
その油断と驕りが、僕に勝利をもたらしてくれるのだ
「君には申し訳ないけど、まだ先が有るから もう終わらせて貰うね?」
「あり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ない!! 私が、矮小な人間ごときに!!」
「その傲慢な思い込みと驕りが自分の首を締めて、最終的に縊り殺す結末になったんだ、まぁ君に言った所で意味は無いのだろうけど」
僕は必死にチェーンバインドを引き千切ろうと暴れるカノン(偽)の心臓目掛けて銃剣を振り下ろすが、切先1㎝程しか刃が入らないし 硬くて手が痺れてしまう
「硬った・・・まぁあとは待てば僕の勝ちは変わらないから良いけど」
「殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる」
「ワカモ、バインドの重ね掛けお願い」
「承知した・・・雷鳴の馬車 糸車の間隙 光もて此を六に別つ、
【おおぉ、搦手も増やしてきたか〜】
【全力で振り下ろしてるっぽいのに、全然刺さらないの怖い】
【劣化コピーでも装甲龍は装甲龍って訳か】
【
痺れた手をプラプラと振りながらワカモへとお願いをすると、オサレな詠唱をしてワカモがカノン(偽)に向けて六杖光牢を使用する
ワカモ程の術者が使う六杖光牢なら間違い無く抜け出す事は、ほぼ不可能と言えるだろうから、傍観に徹する事が出来るので この後の事を考えよう
「さて、彼女が死に絶えるまで暫く時間がありますし、この後はどうしますか?」
「ぼくは レプリカ・カノンが階層ボスだと思っているから、彼女の撃破が完了したらドロップ品を回収して終わりで、良いと思う」
「吾もこれ程の強敵ならば、階層ボスと判断するのが妥当だろうと思う、故にヘンリと同意見だ」
「私もヘンリさん と ワカモちゃん の意見に概ね賛成だわ、仮に階層ボスでなくても、これ以上の探索は避けるべき と判断するわ」
「CEOの言ってる事も一理ありますね」
【まだまだ元気に叫んでるレプリカ・カノンを完全放置は草】
【冷静だなぁw】
【みんなカナリアちゃんに毒されてるからなぁw】
【草草の草】
この後の事について会議を始めると、ヘンリとワカモはカノン(偽)が階層ボスだろうと意見が一致し、
確かに紗夜の言葉に一理あるが、セーブポイントが無いので どちらにせよ セーブポイントは探さないといけないのは少し面倒になりそうだな、うん