前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
ニナにガッチリとホールド(笑)されているので、身動きが出来ないし 今 離れたらニナが更にダメな状態になりそうな気がしてならないから、身を任せよう
にしても、この紙袋ヘッド達は何者だろうか?
「ふっふっふっ、彼女等が何者か分からず 困っているんだね? カナリアちゃん!」
「知っているのか、花京院?!」
「え? 誰? 花京院?」
「あ、ごめん 気にしないで? ハジメちゃん」
ゴロゴロとタイヤ?が廊下を切り付ける音を聞いていると、ハジメが急に芝居掛かった口調で言ってきたので、彼女に合わせてミーム的なネタで返すと、どうやら花京院を知らなかった様で 普通に素で返されてしまったので、直ぐに謝罪をして誤魔化す
んー 今時女子高校生かつ お嬢様にはジョジョは伝わらないのか、無念
「それで、この紙袋ヘッドの娘達は?」
「非公式ファンクラブ 神聖金糸雀同盟 の会員だね」
「・・・おぉ、神よ」
「大丈夫、みんな 良識の有る娘達だから」
「あ、うん ありがとう?」
変な空気になってしまったけど、紙袋ヘッドの正体は気になるので 尋ねるとハジメは躊躇わずに言い、思わず神に祈ってしまう
あれ? おかしいなぁ ローレライの固有能力で、僕 イコール 配信者カナリアと認識出来ない筈なんだけど、効き目が薄れているのかな?
ん〜 イマイチ 能力の全貌が分からない と言えば 分からないし、自力で気付いたり 僕から正体を明かしたりすると認識できるのかな? 多分、家族や
「より正確に言うと、この娘達は自警団かつ親衛隊と言った感じの自主警備員だね」
「なんか凄い肩書きだね? とりあえず みんな ありがとう」
なんかハジメが凄い事を言い始めた気がするし、僕の平和な学生生活は 彼女達 自警団の お陰で保たれていたのかも知れない と思い お礼を言うと、『やったー』とか『ありがたや ありがたや』とか聞こえ
あ、普通に喋るんだ と思う と言うか、聞き覚えのある声の娘が居るし コレ、ステラ・アーク バイトスタッフの子 居るよね? 多分
失念していたけど、ステラ・アーク バイトスタッフをしている同級生が複数人 居る事を 今更思い出した、そりゃ 僕 イコール 配信者カナリアって分かるよなぁ うん
そんなこんなでニナが在籍しているクラスへと到達し、そっと台車から降ろされる
とりあえず今の今までニナに吸われ続けているのだけど、全然回復する兆しが見えないなぁ と思いつつ、紙袋ヘッド達に聖水を手渡して労う 僕にはコレぐらいしか出来ないからね、うん
「うーん、これは本格的にダメな日っぽいなぁ」
「どうしたら良いと思う? ハジメちゃん」
「私にはサッパリだよ カナリアちゃん、保険医の先生を呼んでくる?」
「それは最終手段になるかなぁ? 」
「まぁ、そうだよね〜」
ガッチリホールド具合を見てハジメが言った為、僕は彼女に助言を求めてみるが、芳しい答えは出てこない
正直、保険医の先生を召喚すると ニナから僕を引き剥がす事になるだろうし それは少し可哀想と思ってしまう ので最終手段にしたい
とりあえず 暫く様子を見てから最終手段を決行するかは決めようと思う、一応 僕も授業を受けないとダメだしね?
「うぅカナリアちゃん、良い匂い」
「あ、回復してきたみたい」
「そうだね、これ ワンチャン カナリアちゃんの香り袋を作って持たせたら安定したりするんじゃない? 」
「えぇ? 僕の香り袋って、どうやって作るの?」
「・・・チョイスは難しいね」
「ねぇ、今 絶対 口に出せない物を原材料にしようか 頭に過ったよね? ねぇ?」
「そ、そんな事ないよ? うん多分メイビー」
無言でカナリア吸いをしていたニナが、感想?を言い始めたので 回復の兆しと見て呟くと、ハジメが良からぬ事を言い出し 絶対 口に出したらダメな原材料を思い浮かべた事を問い詰めるが、下手な嘘で誤魔化そうとしてくる
いやぁ ハジメよ、君 目が泳ぎ過ぎだよ?