前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
なんだか、とんでもない誕生日プレゼントを貰った様な気がしてならない生誕祭を無事? に終える事が出来た 今日この頃、たまには丸一日 休めと
実は徒歩で10分ぐらいでショッピングモール的な奴があるので、掘り出し物を探しに向かうのである、どんなB級映画と出会えるか楽しみだ
のんびり と歩いてショッピングモールへ到着し、休日と有って人が多いので、ぶつかったりしない様に気をつけて進む
「そういえば、鷹ちゃんと来て職質されたなぁ」
目的地である中古円盤販売店へ向かうエスカレーターに乗り、ふと思い出して呟く
今日は徒歩だけど、あの日は店前の駐車場が満車だったから 少し離れた場所へ車を停めたのだけど、少し遅くなってしまって周りが暗くなっていて その時に職質されたんだよね、そういえば父の日のプレゼントを買いに行った時も遅くなって職質されたなぁ・・・2度ある事は3度あるって奴?
そんな訳で休日とはいえ、なんだか許容範囲を超えている様な気がするぐらい人が居る事に気付き、軽く周りを見渡してみると
「あ、あー ・・・ そっか、今日が発売日だったっけ」
軽量コンパクトボディと人混みが原因で少し苦労したが、人が大量にいる理由を見つけ、納得する
世界初である完全フルダイブ型ゲーム機である リンカーネーションと、完全フルダイブ専用VR MMO RPG カルフィナボート2 その販売日が今日なのだ
元々 ゲーム類をあまり嗜まない僕は 結局、ベータテストで行ける範囲を そこそこ攻略したりして、そこそこ楽しんで終わってしまった
やっぱり人には向き不向きが有るしね、うん
いや、ごめんよ? リーゼ、本当 ごめん
そんな事をボケェっと考えて歩いていると、恐らく購入待機列と思われる列から腕が伸びてきて僕は捕獲され抱き上げられて頬擦りされ始め、一瞬 岩塩ハンマーで迎撃しようと思ったが、覚えのある香水の香りに一旦岩塩ハンマーの生成をやめて軽く顔を上げると
「ニナちゃん?」
「カナリアちゃん、今日も良い香り」
僕の数少ない友達の1人であるニナが、頬擦りしすぎて軽く発熱し始めている僕の頭部を吸いながら言う、これは一回 岩塩ハンマーで叩いた方が良いかな? 少し悩ましい
「ニナちゃん、いきなり抱き上げないで欲しいかな? びっくりするからさ?」
「へへへ、ごめんね? 休日にカナリアちゃんと会えたのが嬉しくて」
僕の言葉に、頬擦りするのを止めニナは言い 僕を抱き締める、うーん やっぱりソコソコ大きい部類の子なんだよなぁニナって
そんな感想を抱きつつ、解放されるまでは宙ぶらりん なので ニナが満足するのを待つしか無いと判断し
「ニナちゃん、もしかしなくても リンカーネーションとカルフィナボート2を買いに来たの?」
「そうだよ? カナリアちゃんは知らなかったっけ? 私、結構ゲームする方なんだ、それに ほら カルフィナボートの動画とかって 今も残ってるじゃない? 見てたらやって見たくなって」
「あぁなるほど? 確かに、影響力はあるね」
「うん、それに・・・カナリアちゃん の先行プレイ動画も見たからね」
「あ、そうなんだ、ありがとう?」
ニナに身を任せて彼女と対話を試みると、ニナは素直に答えてから 僕の耳元に顔を寄せて小声で言う、配信者カナリア への配慮だろう ありがたい
「個人的に発売タイミングが絶妙に悪いけど、まぁのめり込まない限りは大丈夫だと思うから、カナリアちゃん も一緒にしようよ」
「んー そうだね? アリはアリかも? 別にプレイしたら必ず撮影なり配信なりしないとダメって契約じゃ無かった筈だし」
「別に私は配信とかに出ても問題無いからね? むしろバッチこいって感じ」
「そう? それは有り難いかも」
ニナの様子からして、彼女とカルフィナボート2を遊ぶのも悪くないかも知れない、ただまぁ ニナの言う通り 少し時期が悪いから少し注意は必要かも知れない、なにせ僕達は受験生だからね