前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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631. レベル上げの準備

 

 

 

対魔王の遺物作戦会議を終え、ステラ・アークに所属する配信者が集められ、選抜チームの選定が行われ トリニティと鷹樹(たかき)の参戦が確定したが、1期生である速水とクロム 2期生のユウキを除く全員が不参加となった

 

2期生に関しては単純に練度不足による実力不足、速水 & クロムは実力は足りているが、総出で準備していると 作戦がバレてしまう危険があるので、欺瞞として通常活動を行って貰う事になり、ステラ・アーク総力を掛けて対処する事で意見を一致させる

 

それから紗夜(さや)三鶴(みつる)の頑張りで僕のスケジュールが大きく見直され、紗夜が言っていた様にアイドル関連の色々が大分減り、レベル上げの時間が 大幅に増えた

 

 

「それじゃレベル上げ、特にカナリアとユウキのレベルを上げる為にバックドアの先へ行くぞ?」

 

「オッケーだよ、鷹ちゃん」

 

「押忍」

 

「鷹樹が居れば、タンクを兼任出来るからやりやすいな」

 

Ich stimme zu(そうですね)

 

 

作戦会議から数日、僕達は26層のバックドアを使い、その先へ行く為に 地下霊廟へ向けて出発する、こう言う時に自然とリーダーシップを取ってくれる鷹樹は本当に頼もしい

 

鷹樹の運転でタクティカルに揺られ小1時間程度で地下トンネルの入り口へと到着し、素早く下車し接敵する前にトンネルへ突入する

 

今日の目的はバックドアの攻略ではなく、その先に行ってレベル上げをする事だからね、バックドアを抜けるまでは必要最低限の戦闘で済ませる必要があるし、何より時間が限られているからね

 

 

「少し強行突発で行く、各々 たのむ」

 

「了解だよ 鷹ちゃん」

 

「オレも異論は無いっす」

 

「無論、吾もな」

 

 

いつもなら周辺警戒の為に慎重に歩いて進むのだけど、今回は目的が目的なので駆け足でトンネルを進んでいく

 

そんな訳で鷹樹を先頭に駆け足で進んで行き、地下霊廟へ至る為の遺跡入り口へと到達する、ここまでモンスターとエンカウントしていないので かなり不気味に感じる

 

 

「確か この先にバーゲストが居るんだっけか?」

 

「うん、2回 来たけど、2回とも居たから 確定で居ると思う」

 

「そうか・・・霊廟にはボスも居るし、押し通るしかないか」

 

「作戦は?」

 

「そうだな・・・」

 

 

地下遺跡へと侵入し最初の関門であるバーゲスト戦を思い出した鷹樹が僕に尋ねて来たので答え、作戦を尋ねると鷹樹は軽く唸り

 

 

「カナリアが拘束、俺とユウキで首を落とすのは どうだ?」

 

「アリだと思うよ」

 

「オレも、それが良いと思います」

 

「なら、吾とガリューはサポートだの」

 

 

バーゲストの居る闘技場(仮)に通じる通路で作戦内容を確認し意思統一をして、バーゲスト戦へと挑む

 

今回は前に使った水属性の拘束魔法(バインド)は使用出来ないので、違う属性で対処しよう

 

 

「バーゲスト、インゲージ!」

 

「此奴は火を吐く、注意せよ」

 

「分かった、前に出るぞ ユウキ!」

 

「お供しますよ、鷹樹さん」

 

 

今回も通路の奥から威風堂々と現れたバーゲストを見据え深呼吸してから、障壁アンカーでバーゲストの四肢を拘束し隙を作る

 

その隙に駆け出していた鷹樹とユウキがバーゲストへ肉薄し、左右からバーゲストの首へ一太刀入れ 深傷を負わせるが 首を落とす程では無い

 

しかし 位置的に太い血管を傷付けている筈なので、即死では無いにしろ 瀕死である事には変わりない

 

 

「なかなか しぶといなぁ・・・」

 

「ユウキ、もう一回行くぞ!」

 

「了解です」

 

 

首筋への深傷に暴れ様とするバーゲストを障壁アンカーで拘束し続けているが、やはり上層のモンスターとは桁違いに強い様で 既に何枚も障壁を張り直し続けている

 

それを理解したのか鷹樹がユウキと再びバーゲストへ一太刀入れ、首の皮一枚の状態で首が落ち、魔力素子が吹き出す

 

三人掛かりで これほどとは、まだまだだな 僕達

 

 

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