前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
とんでもな事を聞かされてしまった気がしつつ 意図的に聞かなかった事にし、ふと重要な事を思い出す
「ねぇキュクノス、
「それに関しても マリア大先生が解決してくれたから安心してくれ」
「そう?」
そう 機体が完成しても、
「キュクノス、具体的に どう解決したか 教えてくれる? 」
「ん〜? 今日はえらく気にするな? 普段なら気にしないのに」
「いいから、教えて」
「おー」
なんか普段の様に脳死で流してはダメな気がしたのでキュクノスへ尋ねると、意外そうな表情をしてから 歩み寄ってきて僕の頭撫でて言い 放置すると長くなりそうだったので急かすと生返事を返し
「俺もよく知らないんだけどさ? マリアさん がブルーバードの操縦士を手配してくれたんだよ」
「ん? “ くれた “ ? “ くれる “ じゃなくて?」
「おー “ くれた “ んだよ、既に 居るってか 乗ってる」
「えぇぇ・・・いつのまに・・・」
僕の質問に答えたキュクノスの言葉に疑問を感じ聞き返すと、既にブルーバードに搭乗済みと言われ困惑してしまう
確かにダンジョン2層で気を抜いていたとはいえ、僕の感知をすり抜けている事に間違い無いので、困惑してしまうのは仕方ない事だ
いや、本当に 凄いな
「ふふ、カナリアちゃん マリアさん がやる事よ? 深く考えてはダメよ」
「確かに」
「おい、俺が言えた事じゃないけど、めっちゃ失礼じゃね?」
なんとも言えない気持ちになっていると
僕視点だと、割とマリアとキュクノスは同類・・・いや、キュクノスの方がおかしい挙動をしている事が多いと思っているから、本当に珍しく感じる
「んじゃ、試運転と行くか」
「え? 試運転?」
「完成披露だけなら、わざわざ2層に お前呼ばないで 格納庫に呼べば良いだろ?」
「確かに」
一通りの外観を見た後、キュクノスが そう言った瞬間 後部ハッチや搭乗口が開き、説明を聞いて納得する
キュクノスの言う通り、完成披露だけならダンジョン内である必要は無い訳だしね? うん
「なんと言うか、凄いね」
「ベースはオスプレイだけど、新素材やら最新技術やらを 惜しげもなく注ぎ込んでいるからな、ティルトローターとしての特性も加味した仕様だしな」
「ティルトローターの特性を加味した仕様?」
キュクノスの案内?でブルーバード内へ入り、内部構造を見て小学生以下の感想を口にすると、キュクノスは僕の頭を1撫して説明をしてくれるが、よく分からずに聞き返す
「ティルトローターってのは、簡単に言うとプロペラ機とヘリの合いの子だろ? だから、AC130の様に作戦空域を旋回しながらガンシップとしての役割を行えるし、この広いキャビンと後部ハッチを開放し滞空する事で榴弾砲も使用も出来る、榴弾砲は量子解凍で展開可能だしな」
「なるほど?」
僕の疑問にキュクノスは答えてくれる、確かに理屈では そうなのだろうし、僕の見た感じ 自動化されていて省スペース化されている
榴弾砲が必要になるクラスのモンスターとの戦闘が起こらない事を祈りたい所だけど、多分 必要になるだろうなぁ
「とはいえブルーバードは試作機、テストをして最適解を見つけ出すさ、ぶっちゃけブルーバード自体をUAV化する案もあるし、俺的には そっちで進めたいぐらいだ」
「あー確かに、UAV化できるなら その方が良いかもね?」
「だろ?」
キュクノスの言葉に同意すると、彼は笑う
僕としてもブルーバードのUAV化は賛成だ、パイロットが無事なら機体は消耗品として換えが効くのだから