前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
交差点に差し掛かり コンクリート製の塀から曲がり角の先の様子を伺い
「20番代の集大成と言う事は、狙撃のリスクが有ると言う事」
「丁度 こちらを見下ろせる位置にタワマンがあるわね」
「狙撃は面倒くさいっすね」
【なるほど、確かに】
【カナリアちゃんが被弾らしい被弾した少ない事例】
【あれ? カナリアちゃんって ほぼ無傷で活動してる?】
【それな】
【多分、バックドアを抜けた先で戦った
僕が狙撃を警戒していると、
確かに僕は回避型だから被弾していない、より正しくするならば 僕がダンジョン内でダメージを負っていないって事だね
障壁で受け止めたりはするから、それを例外とする訳だけども
そんな お祭り騒ぎのコメント欄を眺めていると
「今回は しっかりと準備をしている、コレで制圧射撃が可能だ」
「60㎜迫撃砲? 確かに これなら良いね」
「そういえば、暫く前に購入してあったわね」
【タワマンが瓦礫になっちまうなぁw】
【狙撃手が 居るか分からないけどなw】
【疑わしきは罰する、それがダンジョン内のセオリーやからw】
さて どうしたものか と思っているとワカモが影からヌッと迫撃砲を見せてきて狙撃手がいたら対処可能だと教えてくれる
ひとまずは、タワマンに狙撃手が居る事が確定しないと使えない、誕プレで贈られてきたC4と違い、迫撃砲の弾代はタダでは無いからね、うん
そんな訳で、1番 コスパが良いであろう煙幕に紛れて進む事にして、久しぶりに使う道具をアイテムポーチから取り出す
「あら、投石紐なんて出して どうするの?」
「スモークグレネードを遠くに投げておこうかな?って」
「なるほど、それは有りね」
「でしょ? 特技だからね」
「そういえば、そうだったわね」
【そういやカナリアちゃんの特技 投石紐だったねw】
【最初期以来使われてないから忘れてたけど、そうだったわw】
【CEOを救った御技やぞ?w】
紗夜の質問に答えつつアイテムバッグからスモークグレネードを取り出しピンとレバーを外し軽く煙を吹くのを無視して投石紐で投擲する、それを数回繰り返して、現在 僕達が居る位置を狙撃手から射線を切る
「よし、煙幕が消える前に進もう。 とりあえず あのタワマンは排除する方向で」
「何処かでアシを調達するべきかの」
「攻略で使ったハンヴィーは?」
「マリアが私用で乗り回しておって 吾の手元にない、テクニカルは 他 事務所にレンタル中だ」
「そっか、なら仕方ないね」
「うむ」
【タワマン攻略からか】
【ルートの選定が難しいかも?】
【結局の所、射線が通る場所を抜ける必要があるからねぇ】
【確かに】
一旦 迂回してタワマンを攻略するルートを取る事にして、煙幕に紛れて進行を開始する
僕とワカモだけなら、僕がワカモにライドオンして障壁を張ってゴリ押しでタワマンに突入して制圧するんだけど、紗夜とユウキが同行しているから あまり無茶苦茶出来ない・・・いや、そうでも無い?
「CEOとユウキ君に待機していて貰って、僕とワカモでタワマンにカチコミすれば良い?」
「有りだな、シンプルイズベストだ」
「そうね、私としてもアリだと思うわ」
「俺もカチコミしたいです、カナリアさん」
【会話の内容が物騒過ぎるw】
【確かにシンプルだけどもw】
【やってる事が蛮族なんよw】
【ワイは こんな可愛い蛮族なら大歓迎やけどなw】
【それなw】
よくよく考えると 別に全員一緒に行動する必要は 必ずしも必要では無い、場合によっては別行動をする事も必要だ
なら、身軽かつ 最大火力が見込める僕とワカモによるカチコミが最適解だと思った訳だけど、ユウキが 僕達に同行したい旨を伝えてくる
うむ、どう説得しようかな?