前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
宝箱を粉砕して謎ポーション(仮)を入手してから約20分程で、階層ボスのボス部屋前に辿り着いたので、1層の時みたいに石碑へ魔力を流しセーブしてからボス部屋へ踏み入れようとした足を止める
【ん? どしたんカナリアちゃん?】
【急に止まって、どうしたん?】
【なんかトラブルか?】
やはり視聴者が優しく感じつつ
「いえ、先程魔力を結構消費してしまったので、ボス戦の前に休憩しようかと」
【なるほど、それもそうだな】
【せやな、万全をきすのは良い事やな】
【宝箱も物理で粉砕したしな、少し休憩した方がええな】
「それじゃ15分ぐらい休憩にします、今のうちに皆さんも休憩してください」
「皆の者安心せよ、主は吾がしっかり見ておくからな」
なんか軽くワカモに失礼な事を言われた気がするけど、気づかなかった事にして、ワカモに積載されている鞄から簡易コンロ等の道具を下ろして、キャンプの時同様、聖水でお茶を淹れキャンプチェアに座って飲む
ひとまず夕暮れまで暫くの猶予がある内にボス部屋まで辿り着けて良かった
2層ボスは大蛇らしいけど、どれくらいデカいのか少し楽しみだし、肉がドロップするかも知れないので期待大だ
ちょっとどんな味か気になるしね?
そんな訳でオヤツのシリアルバーをモソモソ食べて、しっかり片付けをしてボス部屋へ足を踏み入れる
30秒程進むと、体長5mほどの大蛇が姿を現す
「アナコンダみたいな柄してますね」
「そうだな」
【相変わらず冷静なカナタソw】
【女の子って蛇とか怖がるイメージあるけど、カナリアちゃんは例外だな】
【俺には分かる、カナリアちゃんは きっと、コイツどんな味だろう?と考えているに違いないw】
なんというか僕の考えを見透かされて少し変な感情を抱きつつ、大蛇を見るとクマの時とは違い、侵入者である僕に威嚇してきている
コイツはクマより用心深い様だ、まぁ初手からブッ放すんだけどね?
そんな事を考えチャンバーへスラグ弾を装填しようとしたら大蛇が飛び掛かってきたので横へローリングジャンプで躱す
「気が早いなぁ、もう」
「無事だな?主よ」
「もーまんたい」
【身軽だなカナたん】
【回避型脳筋カナタソ】
【回避してすぐに装填作業完了させるの凄い】
大蛇へ文句を言いつつ狙いを定め、再び飛び掛かって来たのをスラグ弾で迎え撃ち、頭部を撃ち砕き撃破する
「よし、スラグで正解だった、良かった良かった」
【安定の秒殺w】
【やっぱこの幼女つえーわw】
【流石はパワー系美少女】
なんか失礼な名称をつけられた気がするが、見なかった事にして蛇皮と蛇肉を入手したので、蛇皮をアイテムバッグにしまい、一旦蛇肉をワカモの背中に置いてから簡易コンロと鉄串を取り出す
「・・・主よ、流石に生肉を吾の背に直置きは謹んで欲しいのだが?」
「次は何か敷くよ、ごめん」
ワカモへ適当な謝罪をしつつ銃剣で蛇肉を手頃な大きさに切り鉄串にさし適当に塩胡椒してコンロで炙る
【階層ボスと戦ってる時よりルンルンやんけw】
【いっぱいお食べw】
【かわいいは正義、カナタソはかわいいから正義】
「ん〜・・・よく焼いておこう」
「その方がいいな」
コンロで炙り、中までしっかり火が通ってから食べると、少し固めの鶏肉みたいな食感に魚と鳥の合いの子みたいな味がする
これはこれで悪くない味だけど、素焼きは美味しい〜 って味ではない
「蒲焼のタレとかをつけると美味しくなりそう」
「そうだの、あとはシチューとかか?」
「それはありだね」
【食レポ助かる】
【こりゃぁ配信の方向性は決まったなw】
【ダンジョン地産地消 飯テロチャンネルだなw】
「階層ボスも倒したので、今回の配信はここまで、宜しければチャンネル登録・高評価をよろしくお願いします」
蛇肉を齧りながら締めの挨拶をしてライブ配信を終了させる
さてと、蛇肉はまだ余ってるし、残りはどう調理しようなぁ