前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
30層階層ボスだけあってゴブリンナイトは数十秒粘ってから魔力素子へと還ってゆき、ユウキ & ガリューを筆頭に余裕で取巻きを駆逐したメンバーと合流し、いつもの様にドロップ品の回収をワカモへお願いして配信を終了させ、ステラ・アーク事務所へと引き上げ ユウキとの分配を
そんな愉快な日々を過ごしつつ、やるべき事はやる必要が有るので シスコンなのが唯一にして最大の欠点である我が家の三男
そんな訳で明らかに受験勉強を始めるのが明らかに遅いが、まぁやらないよりマシと言う事で、スーパーお兄ちゃんパワーを発揮して 賢くない僕の学力を上げてくれる三鶴に感謝しつつ過ごしていると、6月も終わり7月へ突入した週末、紗夜により丸一日の休暇を命じられた僕がリビングで天気予報を見ていると 僕の両脇に手を入れて持ち上げて拉致(笑)をして車の助手席に載せるキュクノスが車を出発させる、アレ? デジャヴを感じるな?
「それで? 君は僕を何処に連れて行くのかね」
「去年も行った 世にも珍しい所だよ あ、伯母さん とシュヴァーンには内緒な? 絶対怒るだろうし」
「おや? 僕にはバレても大丈夫だと思っているのかい? キュクノス?」
「うぉぉっ??! 三鶴?! 何で居るんだよ!!」
キュクノスが運転する車に揺られ目的地を尋ねると、相変わらずチャランポランな事を言い 僕に口止めをしてくるが、後部座席で気配を消して潜んでいた三鶴に声をかけられて動揺したのか、少しハンドルがブレる
いやぁ なんでかは知らないけど、キュクノスが僕を拉致(笑)をして車に乗った時には後部座席に座っていたんだよね? 三鶴 うん、忍者かな?
「実はリビングで君がカナリアを拉致(笑)をしていたのが見えてね? 転移で先回りし、隠遁系スキルで潜伏していたんだよ」
「おま・・・お前、別に言ってくれたら連れてくって、心臓に悪過ぎるわ・・・マジで事故るかと思ったわ」
「ははは、ごめんね キュクノス?」
後部座席に座り説明をする三鶴にキュクノスがクレームを言うが、言われた本人は全く反省している様子が無い
まぁ仮に事故っても 僕達3人なら、ほぼ無傷でいられるだろうけど 周りには迷惑だから少し注意しておこう
「三鶴ちゃん、反省」
「うん、そうだね? 周りに迷惑だもんね、反省」
「ん!」
「本当、シスコンだな 三鶴は・・・」
「褒めてくれてありがとう」
「褒めてねーよ」
僕が三鶴へ反省を促すと高速で手のひら返しし反省し、それを呆れながらキュクノスが指摘するが、自他共に認めるシスコンの三鶴には微塵も効果がない
僕が言えた事ではないけど、キュクノス? 君も大概だと思うよ?
「で、港区ギルドへ来た訳だけど・・・キュクノス? また説教されるよ?」
「あん? 今回は大丈夫だろ、お前ってば18じゃん?」
「・・・まぁ一応は成人年齢だけど」
「キュクノス、前回の説教理由は年齢じゃないと僕は思うんだけど? 」
なんだかんだコントをしつつ見覚えの有る立体駐車場に車を停めて、僕達は港区ギルドの入り口前で会話をする
キュクノスの言う通り、僕は約
僕が成人年齢と言う事で、今回は合法だと主張しているキュクノスに三鶴の冷静な指摘が入り、僕も同意見だ
僕個人としては、キュクノスがカジノへ行くのは自由だと思うし 好きにすれば良いと思う
でも、僕を拉致(笑)してカジノに連れてくるのはダメなんじゃないかな? と思う訳だ
とはいえ、既に来てしまったし 今回もキュクノスの度肝を抜いてやろうかな?