前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
僕は たまに思う事がある、この世界はバグってるのではないか? と、ダンジョンなんて摩訶不思議な物が生えるし、特に努力をした訳でも無いのに日本国内でトップ配信者になれたりしている訳だし?
そして2年連続で
「おま・・・マジか? え? 2年連続のストレートアップ成功? カナリア、お前はギャンブルを趣味にしない方が良いな、カジノが破産しちまう」
「たまたまだよキュクノス、たまたま運が良かったのさ」
「いや、どうかな? カナリアは天使だし、キュクノスの言う通りかもよ?」
「
「ふふふ」
「笑って誤魔化そうとしないで?」
休日だけあって それなりの来場者がいる訳だけど、僕達と同じルーレット台でプレイしていた人達が軽く動揺している、なんならディーラーも動揺している様に見える、まぁ仕方ないか 来て初回からストレートアップを狙って勝ったら 動揺もすると思うしね?
そんなプレイヤー?の心を代弁したキュクノスに止められるが、言われなくてもギャンブルを趣味にするつもりは無いので、適当な返事を返すと 三鶴が よく分からない事を言い出したので軽く注意したが笑って誤魔化そうとし始める、なに笑うとんねん
「キュクノス、3層へ案内してよ」
「は? いや3層は・・・」
「何か問題が? まさか18禁?」
掛け金を参加証へ収納してキュクノスに3層へ案内する様に言うと、なんだか渋い表情になって誤魔化そうとし始めたので、遠慮なく尋ねる
仮に18禁だとしても、僕は18歳だからセーフの筈だからね、うん
「一旦 離れてバーカウンターに行くか、喉乾いたわ」
「別に構わないけど・・・逃がさないよ?」
「わーてるよ、ったく ウチの お姫様はお転婆に育っちゃったなぁ」
「はは、仕方ないよ。兄3人と
あからさまに逃げようとしているキュクノスへ圧をかけてやると、苦笑し肩をすくめて言い、三鶴が笑いながら同調する 無念
確かに僕は見た目とは裏腹にアウトドア趣味を持つし、一人称 僕 だしね? お転婆と言えばお転婆なのだろうし、男ばかりの家で育ってるから 2人の言う事は まぁ的を得ているのかな? とは思う
それに父方の親族・近縁の親戚は統合騒乱や次元災害で ほぼ絶滅してしまっているらしくて、会った事がなくて顔も知らない
確か 肌の合わないキョウダイだかイトコだかが1人残っていた様な? ぐらいしか知らないのである、まる
と、言うか あの父が仲良く出来ない人物って、相当な曲者なのではないだろうか?
そんな自分の親戚周りを うっすら 思い出しているとバーカウンターに到着したので、物珍しさに惹かれハイビスカスティーを注文して飲んでみる
「レモンと砂糖が入ってて飲みやすいかも」
「そうなんだね」
「なんだっけ? 確か・・・疲労回復? の効能があった筈だ」
「へえ〜」
バーカウンター周辺は休憩スペースらしく、ベンチやテーブル席が少数配置されているので 壁際のベンチに座り飲み物を飲んで軽く休憩をする
「それで? 3層に僕を連れて行きたくない理由は何?」
「前回 カジノに来た時に『3層は一般人向きじゃない』って説明したの覚えてるか?」
「うん、あの後 結局 理由を教えてくれなかったしね?」
僕の質問にキュクノスは覚悟を決めた様な表情になり、僕に尋ねてきたので、軽く嫌味を含ませて言うと
「だって お前、教えたら3層行きそうだったし、行かせたら俺が婆さんや伯母さん、シュヴァーンにシバかれちまう」
「・・・まぁ確かに、それは否めないね?」
「カナリアは好奇心が強いからね」
割と本気で思っている様子で言われ、納得してしまう と言うか納得せざるを得ない、事実だし
三鶴も笑っているけど、仕方ない 事実だから仕方ない