前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
キュクノスの容赦ない言葉に、認めざるを得ない状況になってしまったが、このまま誤魔化されるのはなんだか癪なので
「僕が好奇心強いのは別に昔からだしスルーするとして、キリキリ説明をつづけて?」
「やれやれ、ウチの お姫様は せっかちだな」
「キュクノス?」
「分かった、分かってるって・・・ちゃんと説明すっから、その岩塩ハンマーは辞めてくれ、それでスネ逝くんだろ?」
「よろしい」
僕の言葉にキュクノスが ふざけて誤魔化そうとしたので、岩塩ハンマーを生成して脅すと やっと素直に説明する気になった様で軽く焦って言う
全く、最初から素直に説明したら良いのにね? キュクノスはMの民なのかな?
「港区ギルドはカジノ ダンジョンだ、1層 及び 2層は 非探索者とプレイ出来るゲームが殆ど同じなんだが・・・3層からは違う」
「そうなの?」
「あぁ、ぶっちゃけ 3層からが探索者である必要が有る と言っても過言じゃないんだよ」
「ん? どう言う事?」
飲み物を啜りながらキュクノスは説明をしてくれたが、彼の説明が理解出来ない
3層から探索者である必要が有るとは、どう言う事だろう? ダンジョンに入る為なら 元々 探索者登録しないとダメだからね?
「3層から探索者である必要がある・・・つまり3層以降のゲームをプレイするとリスポーンする可能性がある訳だね?」
「正解、流石
「え? 死ぬリスクが有るゲームが3層から有るの?」
「おう、そうだぞ? 」
我がの賢い筆頭の三鶴がキュクノスの少ないヒントから答えを導き出して答え正解し、思わず僕の口から漏れた言葉にキュクノスは反応し肯定する
確かにダンジョンなら死亡する可能性は有って当たり前の事だけど、カジノで死亡する可能性が有るゲームって・・・ん? 死亡リスクが有るゲーム?
「ねぇキュクノス? ロシアンルーレットが有るとか言わないよね?」
「あるぞ? 因みに実弾」
「・・・なるほど、有るんだね」
死亡リスクがあるゲームで思いついたのがロシアンルーレットだったので、尋ねると キュクノスは すんなりと肯定し、彼が僕を3層以降へ行かせたくなかった理由を理解する
ダンジョン内なら仮に死亡してもリスポーンする、つまり死なないで死を体験する事が出来る訳だ・・・これだと死にたがりになってるけど、まぁ死ぬのが怖くないって事、僕は3度 死を経験しているから死に慣れているしね?
「はぁ・・・だから俺はカナリアに教えたくなかったんだよ」
「まぁまぁ、どちらにせよ カナリアが3層へ行く事は決まっていたと思うよ? 誤魔化したら誤魔化したで自分で3層を訪れていただろうしね?」
「あぁ違いない、こんなに嬉しそうに笑っているんだから」
「うんうん、かわいいよね」
「それな〜」
キュクノスが僕の表情を見て溜息を吐いて言い、三鶴が それに答え 僕が3層へ至るのは時間の問題だったと告げると、キュクノスは諦めた様子で肩を竦める
あぁ楽しみだなぁ 実は1度してみたかったんだよね、ロシアンルーレット
とはいえ 当たり前の事だけど 僕は死にたい訳ではないので ダンジョン外でするのは以ての外だし、
やっぱりロシアンルーレットは対戦相手が居ないとね? ヒリ着かないじゃない?
「そんじゃ ウチの お姫様がワクワク止まらないみたいだし、3層に行きましょうかね? お前等 マジでシュヴァーンとか伯母さんとかに説明頼むぞ? 説教とかマジ勘弁」
「今日は機嫌が良いし、君の お願いを聞き届けるよキュクノス」
「僕はカナリアの意思に従うよ、良かったね? キュクノス」
「おー、マジで このまま上機嫌で今日が終わる事を祈るわ」
キュクノスが少々重そうな腰を上げたので僕は自分のハイビスカスティーを飲みきり、ゴミ箱に捨ててキュクノスを先頭に3層へと向かう
楽しみだなぁ