前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんなこんな二輪免許取得について話していると、最近 王族としての仕事が多忙らしいヘンリが久しぶりに登校してきて、自分の席へ座り 何かを察したハジメが そっと僕をヘンリの膝へ移す
うん、別に構いはしない いつもの事だしね? なんか疲れてそうだし
「カナリアは良い香りがするね」
「それ ニナちゃん も言ってましたよ?」
「そっか・・・ぼく が長い間吸うと鼻の奥がパチパチ? し始めるから、ほどほど にしないとね」
「そうなんですか? 」
どうもストレスが溜まっていたらしいヘンリは、ニナより控え目に僕を抱き締めて言う
まぁそもそも自由人なヘンリだし、公務とは言え 自分の意思に反する? 仕事が続くとストレスも溜まる物だろう、多分
最近では だいぶ薄れて来てる前世の記憶も、社畜だった事は覚えているから、仕事が立て込むとストレスが溜まる事は理解も記憶もしている
それからミコトとムツキによる猫耳ヘアが完成し、2人が満足気にドヤ顔して写真を撮り始めたが、いつもの事なので放置しておく
そんなこんなで雑談をしていると始業の予鈴が鳴り、クラスが違う面々が名残り惜しそうに自身の教室へと引き上げていくのを見送り、僕もヘンリの膝から自分の席に座る、まぁ隣なんだけども
その後、ヘンリがローパワーな感じな事以外は特に問題も無く学校は終わり放課後、
「えーっと クイナさん が入院してる病院はっと・・・」
校門脇のスペースでナビアプリを起動し、母から貰った住所でクイナが入院している病院を検索してルートを表示させる
「よしよし、あとはモトブログ用のインカムと同期させてっと・・・よし、準備出来た」
出発準備が出来たので、ヘルメットを被り 声を掛けてきた同級生に手を振り返してから出発する
全く病気をしない僕は病院へ殆ど行った事が無いので実は名前もうろ覚えだったりするのだけど、ナビに従い愛車を走らせ1時間程で到着する どうやら この辺りではソコソコ大きい病院らしい
駐輪場で愛車と装備一式を収納魔法に入れて病院内へ入ると、ロビーに我が家の優秀な三男が立っていたので三鶴に付いてクイナの病室へと向かう
三鶴が居た理由は差し詰め僕の行動予想したからだろう、多分
ソコソコ大きい病院な為か移動に少し時間が掛かったがクイナの病室に到着し入室する
「失礼しまーす」
「あ、カナリアちゃん 来てくれたんだ? ありがとう」
「僕も叔母さんになった訳だし? 来ないとダメじゃない?」
「貴女も律儀な子だね? 」
「そうかな?」
病室へ入ると、ウチの両親とクイナの両親の姿は無く
ギルド職員って、ソコソコ給料が良い様だ 良かった良かった
僕の来訪を喜んでくれるクイナへ歩み寄りつつ会話を交わす、思ったより元気そうで、一安心だ
「今は検査で居ないけど、カナリアちゃんが祝福してくれたお陰で超絶安産だったよ? ありがとう」
「僕のチカラは、そんなに強く無いよ クイナさん」
「えぇ? そうかな〜? 私はカナリアちゃんのお陰だと思っているけれど・・・あと やっぱり お義姉ちゃんって呼んで欲しいな?」
「分かったよ お義姉ちゃん、そう言う事にしておくよ」
産後ハイって奴なのか、普段より何割かテンションが高いクイナに言われた要望を了承する、なんか『同盟加盟者に自慢できる〜』とか言ってるけど、聞こえなかった事にしよう 反応していたらキリがないし、産後の病み上がり?のクイナが興奮してしまったら無駄に体力を消費してしまうからね、うん