前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
クイナの身体に障らない様に気を使いながら会話をして、放課後に訪れた為 面会時間終了時刻がやってきてしまったので退室する
オフの日は時間を見つけて、お見舞いにこようかな? 結局 産まれた子が甥なのか姪なのか確認出来なかったし
そんな訳で病室の外で待機していた
「みなさん ごきげんよう、ステラ・アーク 0期生 カナリアです」
「ステラ・アーク 2期生 ユウキだ」
「やぁ ぼく だよ」
「ステラ・アークCEOよ」
「吾だ」
【待ってたぞい】
【待ってた】
【はじまた】
【きちゃ】
週末になり 予定していた31層攻略配信の配信開始の口上を述べると、いつもの様に超速でコメントが流れていく
「今日はフルメンで31層攻略をしていきたいと思います」
「楽しみですね、カナリアさん」
「うん、とっても」
【てぇてぇ】
【ユウキくん も カナリアちゃん もニコニコで良き】
【尊いのぅ】
【ヘンリ姫の参戦久しぶり?】
【多分】
そんなコメント欄を横目に、ワクワクが止まらない僕とユウキを先頭に転移門を潜って31層へと突入すると目の前に渓谷が広がっていた
「31層からは渓谷バイオームの様ですね」
「これは20層から引き続き頭上にも気を使わないとダメそうだ」
「狙撃だけじゃなく、投石にも注意をするべきね」
「ぼく とカナリアが居れば大体は大丈夫だよ」
「ま、ヘンリが居れば そうだろうな」
【ユウキくん、偉い】
【ヘンリ姫は自信満々やねw】
【カナリアちゃん、興味津々だ】
【かわいいはせいぎ】
フロッティを緩く持ちながら渓谷を見渡しながら反響定位で索敵をすると、今の所はモンスターの反応は無いのでひとまずは安心出来る
しかし、僕達がいる位置が渓谷の谷底部分な為、ユウキが言った様に 20番台の様に頭上からの攻撃に注意が必要だ
今の所は高低差自体は、僕の反響定位範囲内だから まだマシでは有るかもだけど
「渓谷は渓谷でも、乾燥地帯の渓谷の様です」
「草木はおろか、苔も水草の類いが見当たらないですね?」
「出てくるモンスターも、乾燥地域のモンスターだね」
「バジリスクとかか?」
「流石にバジリスク級は 通常なら出ないよワカモ、通常なら」
「含みを持たせないでくれヘンリ」
【乾燥地域の渓谷か、赤っぽい岩肌だなぁ】
【カラッカラっぽいな】
【ヘンリ姫、フラグを立てないでw】
【ワカモ氏による真っ当なツッコミw】
キョロキョロしながら呟くとワカモが首を傾げて言い、ヘンリがフラグを立てた為 ワカモがクレームをつける
とはいえヘンリの言っている事も理解出来る、何せ 今のダンジョンは異変だらけだからだしね?
それはそれとして、ワカモは乾燥地域渓谷でバジリスクに遭遇した経験があるのかな? じゃないと バジリスクなんて言葉が出て来ない様な気がする
「おや? お出ましの様ですね」
「デザートリザードか、初戦の相手としては申し分ないな」
「カナリアさん、オレが前に出ても良いですか?」
「良いよ? ユウキくんに1番槍を譲るよ、3匹ぐらい居るし」
「ありがとうございます」
【デッカいトカゲだなぁw】
【デカいイグアナみたいな顔しとるのぅ】
【カナリアちゃんもユウキ君も トカゲが平気な民か】
【女子は爬虫類とか苦手な人居るけど、この2人は関係ないなw】
【まぁクワガタに怯まない系女子やしw】
四足歩行の薄茶色? クリーム色?の体長が3メートルぐらいのトカゲが、僕達の進路上を塞ぐ様に出現し、僕達を威嚇しているのを見ながら 呑気に会話をしていると、何だか好き勝手にコメントを書かれている気がするが、事実なので見なかった事しておこうかな?
ぜひもなし