前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
その後、どうにかヘンリとユウキを宥めて落ち着かせ デザートリザードの群れと遭遇しながら進んで行き、安地へ到達する
「安地に到達したので、此処で休憩を取りたいと思います」
「しばし またれよ」
【了解なのだわ】
【たーいき】
【休憩 了解】
視聴者に向けて休憩する旨を伝えて、配信画面から待機画面に切り替わった事を確認して、ワカモが用意してくれたキャンプチェアに座りチカラを抜く
そのタイミングでワカモが お茶を淹れてくれたので受け取り飲む、美味しい
「やっぱりワカモが淹れてくれた お茶は美味しいなぁ」
「はは、主は 世辞が上手いな」
「いやいや お世辞じゃなくて 本心だよ?」
「そーだぜ ワカモ、めっちゃ美味いぞ?」
「ん、ワカモの お茶は美味しい」
「そうか?」
ワカモが淹れてくれた お茶を褒めると、ワカモは そんな事を言い笑ったので本心だと言うと、嬉しそうに笑む
それから
「さて、ひとまず今いる安地からボス部屋まで残り3分の1ぐらいかな?」
「結構来てますね」
「そうだの、今の所はイレギュラーは起こっておらぬし、順調だな」
「ん、順調」
ワカモが用意してくれたクッキーを食べながら、キャンプテーブルに広げたマップを見て呟くと、3人が それぞれ感想?を述べる
ヘンリの言葉から察するに、ワカモの言った通り イレギュラーが無かったらしいので、これが31層での通常なのだろう
「この先は 谷底との高低差が大きくなってくるから、より頭上に注意が必要だね」
「一応、オレも遠距離攻撃が出来るので任せてください」
「遠距離攻撃なら 魔法が使える、任せて」
地図と事前情報を見て意思統一をする、メインで戦闘をする僕達3人が統一していないと、色々と問題があるしね?
紗夜に関しては、随時 僕かワカモが指示を出せば良いと思うし、紗夜なら事前に地図や情報を予習している筈なので、多分大丈夫だろう メイビー
「それはそうとして、このパーティって近遠距離戦両方こなせるメンバーばかりでは?」
「・・・確かに」
「そういえばそうだね」
「ガリューは魔法を使わぬが、投擲スキルがあった筈じゃしな」
「紗夜ちゃんのUAVも遠近両用だしね?」
そんな意思統一をしていて、ふと 『 あれ? このパーティって 遠距離 近距離 問わず戦えるメンバーばかりじゃね? 』 と気付いてしまった
僕はフロッティによる銃撃と銃剣による近接戦、ヘンリは 元々
各々が各々で、ある程度 距離を選ばすに戦闘可能と言うわけだ
なかなか 隙の無いパーティかも知れない?
「このパーティの要はカナリア、カナリアが倒れると 瓦解してしまう、それが このパーティの弱点」
「確かに、ヘンリの言う通りだな? 主が乙った段階で 吾は紗夜の保護を優先して離脱する事にしている」
「ん、ライブ配信でなければ離脱はしないけど、配信じゃないとワカモは通常召喚されない」
「あー ・・・ 確かに? 最近はレベル上げで ワカモを召喚していたりするけど、それは例外ですね」
「それは例外、ぜひもなし」
ヘンリが神妙な面持ちで言うとワカモがヘンリの言葉に続いて喋り、このパーティの弱点を口にする
確かにヘンリが言う様に、僕がリスポーンした場合 ワカモは紗夜のUAVの回収を優先し、回収完了次第 ログアウトするだろう UAVは 物凄く高いからね、うん
それから、今 レベル上げをする際にワカモを召喚しているが、平時なら まず 僕はレベル上げを敢行しない事をヘンリも理解している様で、レベル上げ時は例外扱いである事を確認する
ひとまず、ヘンリとの認識の齟齬は無さそうで良かった