前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
イレギュラー(仮)のアークデーモンとの戦闘に勝利を飾り、なかなかに良いドロップ品を入手する事が出来たので 満足して31層攻略配信を終了し、ステラ・アークの事務所へと帰還して いつもの様に
それから受験勉強をしたり、案件の撮影をしたりして過ごす事 約2週間 僕は若宮ギルドの屋外駐車場で
「今回は少数での企画だから、しっかりと準備しないとダメね」
「そうだね」
「ん、紗夜は ぼく達と違って柔いから気をつけてね」
「えぇ、気をつけるわね」
紗夜の手伝いをしていると、僕と同様に収納魔法を会得しているヘンリが 僕の隣へyzfr25を停車させて言う
確かに、僕やヘンリに比べて紗夜は かなり柔らかいから、バイクで転けたら痛いでは済まないだろう と思う、まぁ紗夜はプロテクターとか装着する人なんだけどね?
今回 若宮ギルドの野外駐車場で作業をしている理由は、受験生とはいえ晴れて夏休みへ突入したので、気晴らしも兼ねてキャンプツーリング企画をしようと言う事になったので、企画日 1週間前に募集をかけたのだが 前回に引き続き 回線がパンクするぐらいに応募があった様だ、確か 倍率が数百倍になっていたとかなんとか
そんな訳でキャンプツーリング企画を行う為に、キャンプ道具を輸送する輸送車まで用意されている
「宿泊込みの往復になるから、なかなか大掛かりになったね」
「そうね、いやはやカナリアちゃんパワーは素晴らしいわね」
「一応、参加費は掛かっていると聞いてるけど、そんなに高かったっけ? 」
「5000円ね、それも保険料って意味合いが強いわ」
「なるほど?」
「参加者も、紗夜と同様に柔らかいからね」
「確かに、そうですね?」
なんやかんや出発の準備をしながら会話を続けていると、ヘンリが再び 僕達以外は柔らかい事を口にし、紗夜の言う通り 保険は必要不可欠だと思う
参加者の身体を僕が治癒魔法で癒す事が出来るとしても、破損したバイクは修復しないので、レッカー等は どうしても必要になってしまう、仕方ない事だ、うん 仕方ない
とりあえず紗夜の積載の手伝いを終えたあと、今日の参加者にファンサをすると、今日は女性率が高い様で黄色い?悲鳴的なのが聞こえる
なんか聞いた事が有る声が混ざっている気がするけど、多分 気のせいだろう メイビー
「ヘンリさん、準備は良いですか?」
「問題ないよ」
「紗夜ちゃんは どう?」
「私も問題ないわ」
「良かった、それじゃぁ始めようか」
「了解」
「えぇ、そうしましょう」
紗夜とヘンリの準備が良いか尋ねると 了承の返事が聞こえたので、参加者の方へ向き
「それでは、撮影を始めて行きたいと思います、準備はよろしいですか?」
準備は良いか? と尋ねると、参加者も了承の返事が返ってきたので 僕はモトブログ専用カメラドローンへ ハンドサインを入力して撮影を開始して、いつもの口上を述べて企画説明をする
ザッと見渡した感じ、緊張した様子の参加者がチラホラ見受けられるが、撮影慣れしていないのだから 仕方ないと思う
「では今日の目的地であるキャンプ場まで出発したいと思います」
「ん、先導は ぼく が」
「最後尾は ライダーは私、そしてサポート車と輸送車スタッフがいるわ」
タイミングを測り愛車に跨って出発を宣言すると、参加者も各々の愛車へ跨り 各々のエンジン音が駐車場で唸りを上げる、うん 良い音だ
そして隊列を組み ヘンリを先導に目的地へと走り出す、今日は良く晴れているから 熱中症とかには気をつける必要がありそうだ
僕やヘンリは兎も角、紗夜や参加者の様な一般人には猛暑は死活問題だしね
僕は最近、水操作の応用で気化冷却法を会得したし、ローレライは優秀なんだよね、うん