前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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669. キャンプツーリング 企画 2

 

 

新しく気化冷却を会得したので、僕やヘンリ の様な尋常じゃないぐらい丈夫な民 以外の紗夜(さや)を含む参加者が熱中症になったら、聖水を浴びせたり飲ませたりして 気化冷却をすれば良いし、ついでに治癒魔法も使えば更に万全になる、多分

 

 

「にしても、今日は良く晴れてるねぇ」

 

「えぇ、気持ち良いわね」

 

「紗夜も参加者も無理はしなくて良い、異変が有れば 直ぐに知らせる様にね? 注意1秒怪我一生とも言うし」

 

「ですね、僕とヘンリさん で多少の事は対処しますから、遠慮しないで言ってください」

 

 

ヘルメットのクリアシールドと偏光性インナーシールド越しに 本当 良く晴れている空を軽く上目遣いで見ながら言うと、紗夜が反応してくれた後 ヘンリも続いてアナウンスしてくれたので 僕も続く

 

熱中症対策に休憩を適時入れる予定だが、晴れ過ぎていると それでは追いつかない事もあるからね、うん

 

そんな訳でインカム越しに 参加者の返事を聞きつつ法定速度を遵守し走っていく

 

 

「やっぱり今回も抽選にあぶれた視聴者が 追跡? 追随? してくるね」

 

「仕方ないわよ、みんな カナリアちゃん目当てな訳だし」

 

「雰囲気を味わいたいのは理解できる」

 

「ははは、これは喜ぶ他にないね」

 

「そうね」

 

「然り 然り」

 

 

交差点の信号で一旦 停止したタイミングでミラーで後ろを見ると、なんと言うか 見覚えのあるバイクに乗っていたり、ヘルメットを被っていたりする人が僕達の後ろに チラホラ居るのが見える

 

とはいえ、確定では無いのだけれど 紗夜とヘンリも同意の意を示してくれているから、ほぼ間違いないだろう 多分

 

今回はライブ配信ではなく、撮影をしているから 追跡中の視聴者に注意喚起が出来ないから、彼等 彼女等 には是非とも安全運転を心がけて欲しいと思う

 

 

「そういえば 第1休憩地って、この前に行った滝でしたっけ?」

 

「この前? あぁ鷹樹(たかき)と行った奴? そうだね、一応 今回は真夏だから アクティビティ体験は出来るよ?」

 

「それだと予定が崩れるのでは?」

 

「ツーリングや旅はイレギュラーばかり、臨機応変の対応が大切なんだよ? カナリア」

 

「は、はぁ・・・」

 

 

先頭を走るヘンリに尋ねると、快く答えてくれて 時期的に水遊びが出来る事を告げてくる、僕としては水遊びをしたい気分では無いし スケジュールを崩すのは少し気が引けるので、やんわり と断りを入れるが ヘンリは水遊びがしたい のか、それとも僕が水遊びしたいと思っているのか グイグイとくる

 

 

「今日は暑いから水遊びすると丁度良いかも知れないわね」

 

「それにカナリアが居たら脱水も簡単」

 

「水操作での脱水って、少しコツがあるんですよ? まぁ出来ますけど・・・」

 

 

なんか良く分からない内に滝に着いたら水遊びをする流れになってきている気がするのは、気のせいだろうか? 気のせい であって欲しい

 

それから参加者との会話を挟みつつ走り続けて、もはや見慣れてきた滝の駐車場へと到着すると、夏休みだけあってライダーとバイクが沢山並んでいた

 

 

「やっぱり夏休み時期だからか、人が沢山 居ますね」

 

「だね、あ あそこでライダーが誘導してくれてるから、あそこの空白に駐車するね」

 

「了解です」

 

「分かったわ」

 

 

駐車場に進入し徐行しながら進みつつ呟くと 先導のヘンリが有志のライダーが誘導してくれている停車場へ駐車する旨を伝えきたので了承して彼女に続く

 

 

「誘導、ご苦労様 」

 

「ありがとうございます」

 

「感謝するわ」

 

 

バイクを停車させて下車し誘導してくれた有志ライダーに お礼を言う、本当に助かった

 

有志ライダーに感謝の気持ちの聖水を手渡して、滝を見に行く

 

 

「涼しいなぁ」

 

「この辺りは 滝のお陰で空気がヒンヤリしているからね」

 

「なんとなく予想はしていたけれど、先着ライダーはカナリアちゃんの視聴者みたいね?」

 

「そうみたいだね」

 

 

道中 チラチラと見られつつ滝の間際まで進んでいくと、紗夜が何気なく呟き ヘンリが同意する

 

うん、僕もなんとなく そんな気がしていたよ、うん

 

 

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