前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
程良い重量の鉄フライパンを振りミックスベジタブルを炒めつつ、次の副菜は何を作るか考える
「カナリアちゃん? 貴女、あと何品作るつもり?」
「え? 作れるだけ?」
「ざっと見た感じ 既に副菜が4品は出来上がっているじゃない」
「ほへ? まぁ そうだね?」
「量も多いし・・・いえ、いつもの量 と言うことかしら?」
「うん? 」
キッチン設備が有って料理がしやすくて手際良く調理をこなせていくので、自宅で作る要領で着々と作っていくと 紗夜に声をかけられ 不思議な事を聞いてくる
キャンプとはいえ、人数が多いし 量も品数も多い方が良いと思うんだよね? 流石にスープは事前に作ってある ワカモが
「よし、出来た
「私も出来たわ」
「紗夜ちゃんって、料理出来たんだね?」
「え? 私って料理出来ないと思われていたの? 悲しいわ」
「ほら、紗夜ちゃん お嬢様だし
「それもそうね、実際の所 教育の一環として 料理を習っていたの、だから出来るのよ」
「なるほど」
料理を作り終え、キャンプテーブルへと広げてから紗夜へ尋ね 何気なく言うと、あからさまな泣き真似をしたので理由を言うとケロっとした表情で、料理が出来る理由を教えてくれる
これが淑女? の嗜みって奴なのかな? 多分
僕も比較的 裕福な家の子供では有るけど、家にメイドや家政婦が居る訳では無いからね? そう言うのは良く分からない
そう言うのは元貴族令嬢だった母の方が知っている筈だし、気が向いたら聞いてみる事にしようかな? うん
「それでは参加者の皆さん、各々の夕食が出来上がったと思いますので、夕食を始めましょう、張り切って 作ったので 宜しければ 僕が作った料理も食べてくださいね?」
「ん、カナリアの料理を食べたいからって取り合いなんてしたら、ぼく が制裁するから、覚えておいてね?」
「私も目を光らせている事も忘れないで頂戴ね?」
参加者含めて夕食が出来上がったのを確認しアナウンスすると、ヘンリと紗夜が参加者へと圧を掛ける、これでトラブルを起こす人は そうそういないだろう、多分
そんな訳で手早く自分の分を取ってからスタッフが設置してくれたテーブルゾーンに座り、いただきます してから料理を口にする
「及第点、少し火に近かったかな?」
「美味しいわよ? ねぇ?」
「ん、極上」
「お世辞でも嬉しい」
「お世辞じゃないわよ?」
「お世辞じゃない」
塊肉 改め ローストミートを食べた感想を呟くと、僕の両サイドに座った紗夜とヘンリが、ローストミートを食べた感想を述べて誉めてきたので 本心から言うが、僕の頭を撫でて 本心だと言ってくる 別に構わないけど、頭を撫でる必要はあったかな?
そんな事を思ったが、撫で回される事には慣れているし 空腹による食欲が勝ったので食事を続ける、ミックスベジタブルも まずまず だ うん
そんな感想を抱き 撫で回されながら食事を続けていると参加者から 僕の料理を食べられた事についての歓喜の声が聞こえてくるが、なんだか大袈裟な気がする
「モヤシのナムルも良い感じで味付け出来て良かった」
「うまうま」
「これはカナリアちゃん とのコラボカフェなり何なり必要ね」
「僕は
「えぇ、それは承知しているわ」
パクパクと自分で作った料理を食べたり、スタッフが用意してくれた主食である白米を食べていく 美味しい
にしても、コラボカフェかぁ その場合は何を出すべきかな?
やはり僕らしいとなると、肉とかになるのかな? 厚切りステーキとか? ホーンラビットの香草焼きも有りな気がするなぁ
あとはミドル・ボアの煮込み? 悪くないかも、まぁそのあたりは
僕には流行りとか分からないしね