前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
暫く秋葉原下水路のマッピングを行い 僕とニナの指では収まらないぐらいエネミーを倒したお陰で3割程度終わらせる事が出来た
「とりあえず、だいたい3割を越した訳だけど・・・やっぱり広いね? これ秋葉原丸々分有るっぽいね」
「そうだね? 仕様で通常攻撃用の矢が無制限に使えるけど、その他の矢は有限だからねぇ、まぁ備蓄はあるから ある程度は大丈夫だけど」
「アーチャーは消耗品類が多い感じか、了解 覚えておくよ」
超級職の姫騎士とはいえレベルが50に満たない僕は、自分だけ回復するから兎も角、ニナまで回復を乱発するにはMPが心許ないのでニナと意思統一をしておく、報連相は大切だからね? 因みにレベル上限は999である
とりあえず、本当に表面的な仕様しか僕はカルフィナボート2の事を知らない事に改めて気付いた
カルフィナボート2には大きく分けて2つの行動形態がある 武技と魔法だ、魔法はMPを消費して攻撃や回復・治癒が出来て 武技はストック制の技と言った具合だ
例えば、武技の代表で言うとスラッシュ と言う強斬撃を放つ武技がある、派生でダブルスラッシュ 2連斬撃技もあって なかなか お深い仕様だと思う
僕はクローズテストの時に姫騎士をゲットしているので、近接職しかやってないから、魔法使い職や遠距離職の知識が殆ど無いので、ニナが教えてくれるのは助かる
ステータスにポイントを振ってキャラクターをビルドするのだけど、僕は物理近接戦をメインにポイントを振っているから あまり攻撃魔法とか使えないんだよね
「ひとまず 今の所は通常攻撃で対応出来てるし、暫くは大丈夫だと思う。いやぁストレージが膨大な量入って助かるね」
「1000項目ぐらい入るんだっけ?」
「そうそう、全部で1000項目だけど 種類別に仕分けられてるんだよね」
「えーっと・・・回復アイテムやプレイヤーが使用するアイテム、食材、合成や作成用素材、イベントアイテム、武具・防具・装飾品って具合だね?」
「優しい仕様だよね〜」
「確かに」
ニナは そんな事を言ってニコっとしたので相槌を打つ
カルフィナボート2はプレイヤーに かなり優しい仕様になっていて、ストレージに保有出来るアイテム量が尋常じゃない
どれほどかと言うと、1000項目のアイテムを保有する事が出来る、1000個ではない 1000項目であり 1000種類のアイテムを保有しかつ同名アイテムを1スタック 999個 保有出来る訳だ
噂によれば 同名アイテムを複数保有する事も可能らしいが、どんなヘビーユーザーなのだろうか?
そんな訳で分別されていたり、品名検索ができたりする 優しい仕様で助かっている
フィールドの真ん中でアイテム製造するのは少々大変だからね、うん
「推定 街の中心に近づくにつれてエネミーが増えるのはなんだろう? たまたま?」
「どうだろう? まだ下水路の4割ぐらいだし、たまたま の可能性は否定出来ないかな? でも、ゲームと言う事を加味すると 偶然では無い可能性も充分にあると思うよ? カナリアちゃん 」
「やっぱり? なんか ありそうなんだよねぇ」
「ん〜 ・・・ 全フロア マッピングを諦めて 突撃する? 私は それでも構わないよ? カナリアちゃん と冒険できれば私は それだけで満足だし」
「マッピングを中断して、か・・・うーん」
下水路と言うフィールドに徘徊するエネミーが ゴブリンゾンビと言う、如何にもなモノな上に、推定中心地に向かうにつれてゴブリンゾンビとの遭遇率が上がっている気がする為、訝しんでいると ニナは 僕に任せると言ってきて、僕は思案を始める
下水路と言う場所にアンデット系が出るのは何も不思議はない、ないが ゾンビしか居ない事には違和感を覚える
こう言う場合、下水路にいるであろうネズミ系のエネミーも出現して当然と思うしね?
すぐに確かめに行きたいとも思うが、マッピングして制覇するのも楽しい、悩ましいなぁ