前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
唐突な謎解きに困惑しているニナを横目に、カルフィナボートは面白いな とか呑気に考えている僕 と言う状況になってしまった
まぁニナが困惑するのも理解出来るけどね? バトル物だったのに いきなりだもんね、うん
「とりあえず ゴブリンゾンビが
「そ、そうだね? カナリアちゃん」
なんだか困惑を引きずっているニナへ声をかけて正気に戻して謎解きを進めようと言うと、動揺しつつも答えてくれる
任せたよニナ、君の頭脳が頼りだ
「ふぅ・・・改めて問題文は・・・『なんの鳥? 8.99999』 か」
「鳥、鳥か・・・鳥の名前が答えって事かな?」
「多分 そう、他にヒントになりそうな物は・・・」
「ちょっと探してみようか ニナちゃん」
「そうだね」
深呼吸して目付きの変わったニナが、改めて謎解きの問題文を読み 少し険しい表情をする
問題文の『なんの鳥?』と言う1文で かろうじて鳥の名前が答えだろう と言う推測が立てられるが、ノーヒントでは サッパリ検討もつかず 周辺にヒントが無いか探す事になった
「反響定位が有れば、もう少し楽なんだけどね」
「カナリアちゃんの行動の根幹に反響定位が有る訳か〜 そんなに便利?」
「便利だよ? 敵意や害意を持ってるモノをより早く感知出来るし、事故も回避出来るからね? まぁ有効半径は決まっているけれど」
「それは便利だね? あれ? なら 私がカナリアちゃん 抱き上げる前に感知出来てる筈じゃない?」
「ん? うん、そうだね?」
普段から反響定位に頼っている弊害か、周りにヒントが無いか探しているが見つからず 軽くボヤくとニナが尋ねて来たので、素直に答えると 真っ当な疑問を口にしたので相槌を打ち
「ニナちゃん は僕に害意が有る訳じゃないし、友達として信用も信頼もしているから」
「カナリアちゃーん」
「あふっっ」
壁を念入りに調べながら種明かしをするとニナの感情が爆発した様で僕を抱擁してきて、軽い衝撃と共にニナの母性に埋まる うむ 相変わらず素晴らしい
本当 カルフィナボートは凄い、母性の感触もリアルと大差ないぐらいだ、アーチャーのニナは胸当てをしているから、それが固いが それが妙にリアル感を増幅させている気がする
因みにカルフィナボート2にもハラスメント設定が存在するが、同性同士だと多少は お目溢しが効くらしい
この同性同士とは、キャラクターの性別だけではなくプレイヤー自身の性別も含まれるので注意が必要だ
それとカルフィナボート2をプレイする上で必要なフルダイブ型ゲーム機 リインカーネーションの初期設定で使用者の生体情報を登録する必要があるので、プレイヤーの性別を偽る事は不可能になっている
要は悪い事は出来ないって奴だ、うん
それから色々溢れたニナに熱烈抱擁をされていたが、時間をかけ過ぎた為かゴブリンゾンビがリポップしてしまった
「ニナちゃん、エネミーがリポップしたよ? 」
「全く空気を読んで欲しいなぁ? 今 良い気持ちだったのに」
「残念だけど、終わりの時間見たいだね」
「仕方ない、さっさと撃破してしまって続きを堪能しよう」
「謎解きは?」
名残惜しそうなニナを説得?してゴブリンゾンビを撃破する為に抱擁を中断させてホワイトローズを構え、先頭のゴブリンゾンビを斬り伏せながら軽くツッコミを入れると
「それなら答えの予想は出来たから大丈夫」
「え? 本当?」
「うん、いや〜 実は謎解き って意外と得意だったりするんだよね〜」
「凄い」
ニナの才能に少し戦慄しつつゴブリンゾンビを蹂躙していく、そうしないと謎解きの答えを言うにも言えないからね?
そんなこんなでリポップしたゴブリンゾンビを撃破しながら、この自動で通貨やドロップアイテムを自動取得してくれる機能は便利だな と思う
この機能、普段から使いたいな 本当便利だし