前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
変な鳴き声(仮)を上げて暫く硬直していたニナが再起動するのを待って、部屋の奥の扉を開けると複数の部屋に続く廊下で、その先に仮眠室的な装いの安地があった為、ポータル登録して街へ戻りニナと軽く挨拶を交わしてログアウトする
その後、都合良くリビングにいた暇そうなキュクノスを捕まえて夕飯の買い出しの足に使い、夕飯を錬成してダイニングテーブルを いっぱいにし満足し、帰宅した両親&シュヴァーンに褒められながら撫でられる珍事が発生したが、まぁ通常運行かな?
そんな訳でニナと時間の取り決め、自宅の住所と地図送付をして就寝して 翌朝も決まった時間に起きて軽く基礎トレをしてシャワーで汗を流し、濡れたままダイニングへ行くと 今日は遅出の母が新聞を読みながらコーヒーを飲んでいて、僕を見つけ ニコニコしながら僕の髪を乾かし始めた、助かるから良いか、うん
そんなこんなで母の出勤を見送り、朝食にトーストと牛乳を摂取して 自室では勉強会をするのはテーブルが狭い為 ダイニングでする事にし、今日やる予定の課題をまとめて自室から持ってきてダイニングテーブルへと置くと家の前をバイクが通過した音がして、少しだけテンションが上がって 壁掛けの時計を見て
「そろそろかな? あ、きた」
独り言を呟くと、ティンコーンと我が家のインターホンが鳴り 備え付けのカメラに 些か緊張した面持ちのニナが映っていたので玄関へと向かうと、玄関のフロアでキュクノスが行き倒れていたので 一応 生死確認をして寝落ちしているだけだったと分かり壁際へ押して形を整えて玄関を開ける
「お待たせ ニナちゃん・・・あれ? ヘンリさん ?」
「そんなに待ってないよ、カナリアちゃん」
「やぁ、ぼく だよ」
玄関を開けると そこには清楚な お嬢様なニナと、カメラからはニナが遮蔽物になって見えていなかった 偽装形態のピンク髪で こちらも お嬢様みたいな装いのヘンリが立っていた、あれ? 今日 ヘンリと会う予定は無かった筈だけどな? と言うか、さっきのバイクの音はヘンリだったのかな?
「とりあえず中にどうぞ、外は暑いからね」
「失礼しま・・・え?」
「ん、失礼するよ」
まだ7月とはいえ日差しは強いので いつまでも玄関先にニナを晒しておくのは可哀想と思い、我が家へ招き入れると ニナが行き倒れ壁際に沿う様に整形されたキュクノスを発見して絶句? し、ヘンリは何事も無い様子で靴を脱ぎ揃える、マナーがしっかりしてるなぁ
「
「そ、そう? わ、分かった」
「カナリアの家に来るのは2回目かな? 」
「そうですね? 確か・・・休養期間の時以来なので、1年ぶりぐらいですね」
困惑するニナへ言い2人をダイニングへと案内しヘンリの呟きに答える、割と無頓着な僕の脳味噌では1年ぶり と言う事になっているし 多分 そうなんだろう
「好きな所に座って? あ、僕の定位置以外でね」
「よし、ヘンリちゃん・・・真剣勝負だよ」
「受けてたとうじゃないか」
僕の定位置が角席なのだが、ヘンリとニナがバチバチと火花を散らし始めて、そんな事を言い始めたので 僕は一旦 キッチンへ行き 冷蔵庫から麦茶を取り出して保冷ピッチャーに入れたり、コップを取り出したり 収納魔法に入れてあった お菓子をダイニングテーブルへ並べたりする
そんな事をしている間に
「これ麦茶と お菓子、ご自由に どうぞ」
「うん、ありがとうカナリアちゃん」
「ん、ありがとうカナリア」
2人に声を掛けて僕は定位置に座り課題を開き、ニナに分からなかった場所を尋ねて本題を遂行する、今日の目的は勉強会だからね
そんなこんな課題を進めて行くと順調に課題は消化出来て助かる、いやぁ友達が賢いと こう言う時 助けてくれるのは助かるなぁ
ニナには感謝しないとね?