前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
なんやかんやと出発準備が出来たので、未だ魂が半分くらい抜けているニナの両頬を軽くペチペチとタップして正気に戻してから部屋を後にして、ダイニングへと入るとシュヴァーンが麦茶を飲みながら天気予報を見ていた
因みに 我が家の構造上 必ずダイニングを経由する事になる、防犯の為とか円滑なコミュニケーションを取る為とか、なんとか そんな理由だったかな? 確か
「シュヴァーン、今から ニナちゃん とヘンリさん と一緒に ご飯行ってくるね? 夕飯までには帰るから」
「ん〜? 了解、伯母さん と 伯父さんが先に帰ってきたら伝えとく、キュクノスにアシさせるか? 」
「流石に可哀想だし、ninjaで行くから大丈夫」
「分かった、気をつけな? あ、ニナちゃん 久しぶり? 修学旅行の時にガイドしたシュヴァーン、覚えてる? 」
「はい、覚えてます シュヴァーンさん」
一応 出掛ける旨をシュヴァーンに伝えておく、万が一 のトラブルの時に 在宅している か否かは 重要な情報になるからね、うん
そんな感じでシュヴァーンと会話をしていると、シュヴァーンはニナへ話し掛ける、キュクノスと違って キチンと覚えていたか シュヴァーン、えらい
「カナリアと仲良くしてくれて サンキューな? コイツ、変わってるし 誰とでも仲良く出来るけど、あんまり一線以上踏み込まない所あるからさ? 」
「任せてください!」
「シュヴァーン? 君は何を言い出しているのかな?」
「
「・・・僕達は ご飯行くから、よろしくね」
「はいよー」
普段 キュクノスで隠れているが、シュヴァーンも
まぁ三鶴やキュクノス程では無いけどね?
そんな訳で 少し居心地の悪さを感じたので、ヘンリとニナの腕を軽く引いてシュヴァーンへ外出する旨を再度告げてダイニングから出て玄関で靴を履き、我が家の駐車場へと到達する
「やれやれ・・・シュヴァーンにも困った物だよ」
「私は気が合いそうだなぁ? と思ったよ?」
「ぼく も ニナに 同意」
「ま、まぁ・・・それは 個人の自由だから良いけれど」
僕は駐車場でninja400を収納魔法から取り出しながら呟くと、ニナは楽しそうに言い ヘンリも同調する
それについては個人の自由だから、僕が とやかく言う事は出来ないから これ以上の事は言わないでおこう
「それじゃ出発しようか、ニナちゃん 僕とヘンリさん どっちとタンデムしたい? 」
「カナリアちゃん、かな? 」
「分かった、ヘンリさん そう言う事で」
「うん、分かったよ カナリア」
ヘルメットとグローブをニナに渡して、僕とヘンリの どちらと 二人乗りするか尋ねると、少しだけ考えてニナは僕を選んだので ヘンリに伝えると頷く
それから僕もヘルメットとグローブ、タンデムベルトを装備し、ローレライのインナーを展開して準備を整えナビを開始して
「それじゃ出発するね? ニナちゃん、ベルトの掴む所が有るでしょ? そこ握って貰える?」
「分かった」
「ぼく は後ろから着いて行くから」
「了解です」
ニナへ出発する事を告げ、ベルトを握って貰い ninja400を発車して自宅の駐車場から出る
少し緊張しているのかニナが硬いが、まぁ仕方ないか プロテクターを着けているとはいえ、ほぼ生身だしね?
僕やヘンリの様に小さい頃から 何かしらの戦闘訓練を施されていたり、日常的にモンスターと戦っていたり、痛みに耐性が出来る事をしていない 正真正銘の一般人であるニナ が緊張するのも無理はないだろう
「ニナちゃん、緊張するのも分かるけれど、あまりガチガチっと疲れちゃうから、チカラを抜いて? ね?」
「う、うん、頑張る」
「ニナ、深呼吸 深呼吸、ほら ひっひっふー ひっひっふー って」
僕がニナの緊張をほぐそうと話し掛けるが、イマイチ効果が無さそうな雰囲気を醸し出すニナに、ヘンリが 本気なのか 冗談なのか判断し難い事を言い、少し反応に困ってしまう
うーん、これは どっちだ?