前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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691. たのしい らんち

 

 

ヘンリの冗談か本気か判断し難いセリフを一旦 スルーし ニナを落ち着かせる、こんなガチガチだと1時間乗っていたら疲れ果てて ランチ所では無くなってしまうからね

 

それから雑談をして気を紛らわせたりして、どうにかタンデムに慣れたニナを乗せてランチビュッフェの会場であるホテルの駐車場までやって来れたので、手頃な場所で停車し 諸々の装備とバイクを収納する

 

 

「行こっか」

 

「そうだね」

 

「うん」

 

 

ヘルメットを被り少し崩れた髪型を治すニナに収納作業が終わった僕は言い、ホテルの入り口へと向かい ドアマン? の人にランクビュッフェの場所を聞いて中へ入り、進んで行く

 

 

「煌びやか? だね」

 

「本当、綺麗だね」

 

「流石は 日本国内で人気のホテルだね」

 

 

あまり賢く無い僕でも分かるぐらい高そうな雰囲気を感じる床や内装を見て小学生並みの感想を口にしつつ会場まで歩くと、僕達より人生経験が有る為か ヘンリが そんな事を言う

 

やはり僕達の約倍の年数を生きていると、知識が増えるのだろうか? いや、転生者である僕より知識が豊富だし 単に僕が賢く無いだけだな うん

 

 

「丁度 お昼時だから 混み合っているね?」

 

「だねー 夏休みって事も含めたら、まぁ予想の範囲内かな?」

 

「確かに・・・あれ?」

 

「ん? どうしました? ヘンリさん」

 

 

ランチビュッフェ会場へと到着すると、長蛇の列とは言わないまでも 待機列が出来ているのが見え、軽く触れるとニナが同意し ヘンリが何かに気付いた様で早歩きで列へ寄っていく、どうしたのだろうか?

 

 

「あぁ、やっぱり ハジメとシホだ」

 

「あれ? ヘンリちゃん? あと・・・カナリアちゃんとニナちゃん も?!」

 

「やぁ、こんな所で会うなんて奇遇だね?」

 

「本当、珍しい事もある物ね?」

 

「やっほー ハジメちゃん、シホちゃん」

 

 

周りの人に比べて長身の美少女と 如何にもお嬢様な娘が居るなぁと思いヘンリを見守っていると、どうやら僕の数少ない友達の2人だった様で、奇跡的な遭遇をしてしまった、本当 珍しい事も有る物だなぁ

 

 

「どうせなら一緒にランチどう?」

 

「良いの? 私は大歓迎だけど」

 

「私も大歓迎よ」

 

「既に計画は破綻しているし、今更だから私も構わないよ」

 

「もちろん、ぼく も構わない」

 

 

此処で会ったのも何かの縁と言う事でハジメとシホへ尋ねると、謎に気を遣っている表情をしてチラチラとニナを横目で見ていて、ニナはニナで よく分からない事を言う、訳が分からないよ

 

もう訳が分からな過ぎるので、きゅっぷい とでも鳴いた方が良いだろうか?

 

そんな訳で入場出来るまで待ち時間が発生したので、ハジメ・ニナ・シホ・ヘンリに代わる代わる撫でられたり抱き上げられたりして待って居ると漸く入場出来て、先払いらしいので常用しているデビットカードでササっと決算し、素早く5人掛けの席を確保する

 

 

「おぉ、これだけ有ると目移りしちゃうね」

 

「そうだねぇ」

 

「此処のビュッフェは、品目も多いし料理の質も高い けど料金は安めって言う感じだから、物凄く人気なんだよね」

 

「季節でメニューも変わるのよね」

 

「お米は国産に拘っているみたいだね」

 

 

無事 席を確保出来たので料理が並ぶエリアへと向かい、お皿を持って所狭しと並ぶ料理を見て どれを取るか悩んでしまう、全て美味しそうで目移りしまうのである

 

数秒悩んで 『 あ、何巡かして全部食べよう 』 と言う脳筋な解決策に思い至り、サラダを取ったり カレーを取ったりして 一旦 着席して1巡目の料理を口にする

 

 

「美味しい、凄いなぁ」

 

「此処、時間無制限だから 存分に楽しんでね? カナリアちゃん」

 

「やっぱりカナリアちゃんの笑顔は癒されるわね」

 

「意義なし」

 

「確かにね」

 

 

キチンとマナーを守って食べ残しをしたり、無茶苦茶な量を取ったりしなければ許される食べ方を心掛けよう

 

それにしても、美味しいなぁ

 

 

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