前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
ユウキの兄弟分布が うろ覚えだったが、
「まぁ男兄弟が多いってのも有りますけど、ウチの母さんはアルエットさんみたいなタイプじゃなくて、バスターゴリラなタイプなんすよね」
「筋肉質って事?」
「腹筋が割れてますね、あと身長も170後半ぐらいだったかな?」
「それは凄いね?」
なんだか何と反応したら良いか分からない事をユウキが言い、僕は少し反応に困ってしまい、小学生以下の言葉しか出てこなかった
ユウキの年齢を考えると、親が第2世代と言う可能性は低いだろう 多分
統合騒乱が約28年前で、ユウキが確か今 12歳の筈だから ユウキは第1世代の子供 あるいは 異世界国とのハーフの どちらか の可能性が非常に高い、先程の話を聞く感じ 彼女の母親が異世界国出身だと僕は思う
「不躾な質問になるけど、ユウキ君の お母さんの出身は 何処? 」
「オーシア出身って言ってました」
「オーシアか、ふむふむ」
「つっても 孤児院出身らしくて親戚も何も居ないって言ってましたけど、本当ですかね?」
「ん? それは何で?」
パラソル下に設置されたビーチチェアに胡座で座りながらユウキへ質問をすると、彼女は素直に答えた後に 軽く訝しむ様な表情で言う
「前にウチは肝っ玉カーチャン型の親って話した事が有ったと思うんですけど、人との繋がりって言うか ヒーロー型な性格をしてるんすよ 母さん、そんな人が お世話になった孤児院に顔を出しに行かないなんて、おかしいと思いません?」
「僕は君の お母さんと会った事が無いから断言出来ないけど、君の推理を間に受けるとすると、確かに おかしい かもね?」
「仮に 孤児院出身というのが嘘でも、君や僕達には触れる権利は無い筈だよ? 相応の事情が有る筈だからね」
「・・・確かに
「そう、ですね? 気になりますけど、事情が有るなら仕方ないっすね」
ユウキの推理を聞き僕が彼女に同調すると 今まで黙っていた三鶴が静かに 『これ以上は追及するな』と釘を打ってきたので、大人しく彼へ従う旨を口にする
仮にユウキの母親が出身を偽っていたとして、僕達には それを暴く権利は無いし、暴いた所で何かが変わる訳でもないから 三鶴の言う通り 触らない事が1番だろう
と言う訳で、そろそろ現実逃避をせずに現実を直視しなきゃね?
「で、ユウキ君の後ろでレイさん の前で五体投地して高速詠唱してる変人は何をしているんですか? ヘンリさん」
「安心してカナリア、アレは ただの変人 無視して良い」
「いや、あの・・・ヘンリさん? レイさんがめちゃくちゃ困ってるじゃないですか? どうにかした方が良いと、流石に思います」
「大丈夫、もう少ししたら先生が来て
「えぇぇ・・・バイオレンス・・・」
現実逃避のユウキとの雑談を終わりにして、ヘンリへ尋ねると 冷めた目で
因みにヘンリの言う先生はケイネ先生の事だろう、或いは トウカ先生かな? いや、聖女が反応してないから近くには居ないかトウカ先生
「あぁヘンリさん? レオン君がクオンさんの上に乗って跳び始めましたよ?」
「ん、レオン もっとすると良い。父親たる物 幼児の猛攻ぐらい耐えるべき」
「ははは、一国の王太子も父親って事か、超ウケる」
「笑い事なのかな?」
「笑い事なんじゃないかな? ほらカナリアも父さんの背中とか腰を踏んでるし」
「アレは、お父さんの筋肉が邪魔して僕のパワーじゃマッサージにならないからだからね?」
「うん、知ってる」
僕達がアーダ コーダ と話していると、元気いっぱいのレオン(推定3歳)が五体投地しているクオンの背中へ乗りドスドスと跳び始め、乳幼児を抱いたレイがアワアワとし始め、ヘンリが再び辛辣な事を言い ユウキは笑い 三鶴はズレた事を言う、何だ この空間は?