前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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705. 拉致(笑)られて ブリリアン島 6

 

 

何だかブリリアント家 & 立花家の血統って凄いなぁと思いつつ朝食を済ませて、マリアに促される形で砂浜へ降りると 快晴で蒼い海が一面に広がっている

 

 

「凄い、これは見事だなぁ」

 

「この時期のトリスタンは天候が安定しているから、別荘地として人気なんだよね」

 

「へぇ〜」

 

 

空気と化し無言の撮影会を続ける我が家の三男(みつる)は無視して海を眺めてい呟くと、ヘンリの解説が入り ユウキは興味なさげに相槌を打つ、まぁユウキの気持ちは僕もわかるけどね? うん

 

 

「きゃははは〜」

 

「待て イヴ、待てって! いや、速いな お前 」

 

「波打ち際を幼児が爆走していったなぁ・・・アレ? 僕、まだ寝てる?」

 

「ははは・・・安心してくださいカナリアさん、オレも見えました」

 

「そっか〜 ・・・ 」

 

「ん、普段 大人しいイヴも、海に興奮してるみたい」

 

 

歓喜? の声を上げながら波打ち際を走っていく金髪にインナーカラーの蒼の幼児の後ろを、金髪に蒼メッシュが入っている少年が四苦八苦しながら走って追いかけていくのが見える、不整地の砂場だと走り難いのか 全然追いつけていないし、やはり質量が少ない方が有利なのだろうか?

 

 

「やっと捕まえた・・・イヴ、急に走り出したらダメだろ? 海は危ないんだぞ?」

 

「ぶーーー」

 

「ぶー じゃありません、お前 まだ 魔砲使えないじゃん? 暫くは兄ちゃんと一緒に遊ぼうな?」

 

「ぶーーーー」

 

「だから、ぶー じゃないのよ」

 

 

不利な勝負?だろうと、やはり幼児に負ける訳がないアダムが妹であるイヴを捕獲し抱っこして戻ってくるのを眺めていると、そんな会話?をしているのが聞こえ、少し苦笑する やはりマリアとリリスの妹とあってイヴは結構 面白い子の様だ、とりあえず 何が不満なのかは分からないけど

 

 

「お? カナリアさん、こんにちは お久しぶりです」

 

「こんにちは アダム君 大体 1年振りだね?」

 

「そうですね、姉さん達の結婚式以来ですから約1年ですか、何というかあっと言う間です」

 

「ははは、君も まだまだ若いじゃない? なんかくたびれたサラリーマンみたいだよ?」

 

「そうですかね?」

 

 

丁度 僕達の目の前辺りで気付いたらしいアダムが僕へ声を掛けて来たので、軽く挨拶をして会話をすると なんかくたびれたサラリーマンみたいな事を言い出したので笑って指摘すると、彼は肩を竦める

 

 

「えーっと イヴ、この人はカナリアさん、挨拶出来るか? 」

 

「わたしは いゔ です、ゆかいなあねが2人と たよれる にいさま のいもうと、です!」

 

「初めまして? 僕はカナリアと言います、よろしくお願いしますイヴちゃん」

 

「オレはユウキ、よろしくな」

 

 

アダムに抱っこされ、僕を興味深そうにガン見していたイヴへ自己紹介する様に促すと、可愛らしく自己紹介をしたので癒される

 

 

「ユウキ・・・なるほど、お前さんが ステラ・アークでカナリアさんの片腕を任されてる勇者様が、俺はアダム とんちきな姉貴2人と可愛い妹を持つ フリーデリーケきっての凡人だ、よろしくな」

 

「おー よろしくアダム」

 

 

アダムがユウキの自己紹介を聞き 少しだけ考えた後に思い出した様で自己紹介をすると、ユウキは息をする様にタメ口で返す んんー これは注意するべきかな? どうだろう?

 

 

「ん、イヴは良い子、アダムは 良いお兄ちゃん、でも三鶴(みつる)の様なシスコンにはならない方が良い」

 

「急に長文喋るじゃんよヘンリさん? 流石に三鶴さんレベルにはならないから、大丈夫だって」

 

「なら良かった」

 

「良いのかな? よく分からないや」

 

「安心してくださいカナリアさん、オレも分かりません」

 

「そっか、なら良かった」

 

 

未だ僕を色んなアングルから写真撮影をしている三鶴を横目にヘンリがアダムへ忠告をすると、彼は軽く訝しみながら答える

 

そのやり取りを見て、脳が理解を拒んでいるのか分からなかったが、ユウキも分からないらしいので、良かった

 

まぁ何か良かったのかも、分からないけれど

 

 

 

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