前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんなこんな謎の展開も有ったりしたけど、イヴやレオンと遊んで癒されたりする
それとなんやかんや幼児の相手が上手くて慣れた様子のユウキの意外性に少し驚いたが、そういえば弟が居たな と思い出して妙に納得してしまう
そんな訳でブリリアン島を満喫した2日後、僕は
「今年も お呼ばれしたね? 鷹ちゃん」
「だな? まぁ今年は 前2回と違って1人 多いけどな」
「そうだね? なんか最低3名での出場だったね」
「へえ、此処がカナリアさんが伝説を作った渋谷ギルドか」
去年と同じくイベント会場へと入り、休憩スペースになってる区域で鷹樹と会話をし、強火派の僕のファンであるユウキが眼を輝かせながら周りを見ている
「ふふ、こういう所は年相応だね」
「はは、だな?」
「カナリアさん、囲まれてもオレがガードしますから 安心してください」
「うん、ほどほどにね?」
年相応の反応をしているユウキに和みながら呟くと鷹樹は同意し、ユウキは力強くフンスと言う
去年・一昨年と女性配信者に囲まれたからの発言だとは思うが、イベント開始前から問題を起こす訳にはいかないので、一応 釘を刺しておくが 効果があるかは未知だな、うん
そんな訳で今年もダンジョン配信者イベントへとやってきた僕達は、ユウキを交えて参加する事になった
未だ 小学生を泊まりの配信に連れて行く事に少し抵抗感があったのだけど、ユウキ担当のマネージャーがユウキの両親へ お伺いを立てたら ハコ対抗イベントの時と同様に すんなりと了承が取れたらしく、今回 参加する運びになった訳だ
因みに去年と違い、僕と同室はユウキとなり 鷹樹は個室となった、可哀想に
そんなこんな僕を発見した女性配信者達が僕を撫で回す為に 接近してきたが、ユウキが有言実行し威嚇して距離を取らせているが、1対多 と言う不利な状態では時間稼ぎにもならず、あえなく僕は捕獲され 猫可愛がりされ始める、そして 鷹樹は木偶の坊で使えなかった 無念
さて人間とは不思議なモノで、3回目ともなると慣れて体力を浪費する事も無くなる、本当に不思議
「はい そこ〜 今年もですか〜? カナリアさんが可愛らしいのは共通認識ですが、イベント開始前から疲れてしまいますから解散してくださ〜い、警告ですよ〜 聞かなかったら拘置室に収容しますよ〜? ハリー ハリー ハリー」
「お? 流石アリサ支部長、仕事が早い」
「鷹ちゃん、あとで脛を蹴るね?」
「なんでだよ?!」
通算3回目となる 渋谷ギルド支部長アリサの鶴の一声により、僕を猫可愛がりしていた女性配信者の一団は 口々に不満を漏らしながら渋々解散していく、その様子に呑気に そんな事を言ってくる鷹樹の無神経さに少しイラっとしたので、後で折檻する事を宣言すると 本当に理解できていない表情をしている、そう言う所だと思うよ? 長男
とりあえず解放された僕は、なんか しょんもり しているユウキの頭を撫でて慰めておく
「では そろそろ開始時間ですから、パーティごとに整列して下さいね〜」
「うし、行くか」
「そうだね」
「次こそは必ず!」
アリサ支部長の号令を聞き、僕達はギルド員の誘導に従い整列してカメラドローンを起動する
周りに他配信者がいると、僕達ステラ・アークが使用してるカメラドローンが静音タイプである事が良くわかる、より正確に言うなら 他カメラドローンより更に静かって事だね
他カメラドローンも決して煩い訳では無いのだけど、僕達のは静か過ぎる 体感ほぼ無音だし、うん
そんな訳で配信開始の準備を開始する、今回はカナリアちゃんねる の他に 鷹樹とユウキ、そしてステラ・アーク公式から配信する事になっている
理由は、各個人視点で見たい人も居れば、
なんか、そう言う要望が有ったとか何とかスタッフが言っていた