前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんなこんな良い肉を焼き、美味しい寿司を食べていると
「で、結局 催し物は何になったんです?」
「ん? あぁ、なんか脱線していたね? 今年はバンド演奏する予定だよ」
「ん、ぼく とカナリアが揃っているから最善策」
「おぉ、それは確かに」
「バックアップは私もするから、安心してね? カナリアちゃん」
「うん、お願いね?
サイドメニューの唐揚げとフライドポテトを食べていると、ユウキが脱線した話を戻す為に質問してきたので答えると、ヘンリが補足し 紗夜が心強い事を言ってくれる、とりあえず憂いは無いし 目の前の事に集中出来る
「今年は高等部の方に行こうと思います」
「そう? 気が向いたら僕達の所にもきてよ、時間が合えばライブしてるかもだし」
「ん、合わせてくると良い」
「そうっすね? スケジュール決まったら教えて貰えると助かります」
「まかせてほしい」
マグロの赤身の握りを食べていたユウキが そんな事を言ったので、歓迎を伝えるとヘンリとユウキによる 闇取引(笑)が発生し、ヘンリがユウキにサムズアップしている、なんだかんだでヘンリとユウキも仲が良いよね
「なら私も行こうかしら? カナリアちゃん、発券お願いして良いかしら?」
「うん、構わないよ」
「ユウキの分は長男か次男に発券して貰えばOK、ぼく は兄弟を招待しようかな」
「それは良い考えだと思います」
紗夜が焼き野菜を食べて 僕に発券を依頼してきたので二つ返事で了承する、
まず各家庭の送迎車はナンバーと車種の登録が義務化され、その上で運転手も事前に登録された者でなければ斑鳩正面入り口の乗車場へ入る事が許されないし、なんなら やたら頑丈そうな警棒を腰から下げた警備員が守衛している、噂では魔法使いも居るらしい
そんなセキュリティが しっかりしている斑鳩は、学園祭の際 校外からの来訪者へ 在校生が事前に人数分 申請し来訪者へ入場チケットを渡す事になっている
紗夜は斑鳩卒業生なので、そのルールを知っているので 僕にチケットの発券申請をお願いしてきた、と言う事だ
今年は去年より多いかな? 両親と紗夜の3名かな?
「チケットは紗夜ちゃんのだけで良い? それとも増やす?」
「そうね、
「あぁうん、そういえば紗夜ちゃんの護衛 兼任してたね? 冬彩さん」
「忘れられがちだけれど、そうなのよね」
セセリを焼きながら紗夜へ確認すると、冬彩の分も申請する様に言われたので 了承しておく
本当 忘れがちだけど、冬彩は紗夜の衣食住の管理だけではなく 紗夜の身体の色々、貞操も含めて守護しているのを結構忘れている
普段、資材関係の管理とかしてくれているからね、うん
「楽しみっすね、学園祭」
「そうだね? 高校最後だし、少し頑張っちゃおうかな?」
「ん、カナリアが そのつもりなら、ぼく も頑張るよ」
「そうね、なら私も頑張ってバックアップするわね?」
焼けたセセリを食べていると、タン塩を食べ始めたユウキが呟いたので、すかさず相槌を打つと ヘンリと紗夜も続く
高校最後の学園祭、やはり最後を飾るには盛大にしないとね? 大学に学園祭があるか分からないし、これが最後のつもりで頑張る事にしよう
まだまだ死ぬ気はないけど、人生ってのは 突然 終わりがやってくる
そうでなければ、くたびれた会社員のオッサンだった僕は 美少女ではなく 今もくたびれた会社員だったのだからね?
人生とは 自由に生き、理不尽に死ぬ それが真理かもしれない
人は いつか死ぬ、でも今日ではない 人生は それの繰り返しだろう
だから僕は毎日を可能な限り楽しく生きよう、そうする事で 周りの人も幸せになってくれる筈だから