前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
ユウキの活躍でライカンスロープの戦士 ゼリムを18分割にして勝利を納める事が出来たので、33層攻略を終了させて事務所へ帰還すると 一足先に帰還していたらしいキュクノスにライオンキング(笑)される、キュクノスの奇行は いつもの事だから気にしないでおいた
それから
そんな訳で紗夜とヘンリが手配してくれた楽器担当を担ってくれるメンバーと翌日から毎日 最低1時間は練習をして約1ヶ月を過ごし、ようやく残暑が和らいだ今日この頃、学園祭当日を迎えた
「魔法って便利だなぁ」
「ん、魔法は便利」
いつも過ごしている教室に空間拡張の魔法を使用して、広さがライブハウスぐらいになっている教室を見て呟くと、いつの間にか隣りに立っていたヘンリが僕の言葉を肯定し頷いている
既にソコソコ万円の費用が掛かっている気がするけど、気付いてない事にしよう 怖いし
「ぼく 達がステージに立つのは朝・昼・夕の3回、まずは ぼく がシンク兄様経由で呼び寄せたバンドが演奏して場を温めてくれるよ」
「はい、あのヘンリさん? 本当に出演依頼したバンドの方に挨拶しなくて良いんですか?」
「ん、先方が不用って言ってるから不用、気にしなくてオーケー」
「はぁ、分かりました」
今日は いつも以上に上機嫌なヘンリの言葉に頷いて質問すると、そんな事を言われて なんか釈然としない気持ちになってしまうが 仕方ない うん 仕方ない
「カナリア、ぼく 達は
「そうですね」
「それじゃぁ 委員長、ハジメ、物販とチケット販売は任せたよ。もう時期 例年通り 用心棒も来ると思うしね」
「うん、任せてよヘンリちゃん」
ヘンリに
2人なら 仮にトラブルが起きても大丈夫そうな信頼があるのだけど、彼女達を監視する存在が割と判定ガバガバな
そんな不安感を抱きながら僕は空間拡張で増設された控え室(笑)へと ヘンリに先導されて向かい、バンドメンバーと軽く音合わせとか最終調整を行う
このバンドメンバー、実は日本人ではなくリューネ人らしいのだけど ふつに日本語が流暢で驚いた、流石はヘンリと紗夜が見繕っただけある
あまりに馴染むから、これから新曲を出す時に楽器担当をお願いしたいぐらいだ、割と本気で思っている
「ん、バッチリ」
「ですね、いやはや まさかバンド用に新曲までおろすとは」
「実は計画自体は有った」
「そうなんですか?」
「そうじゃなきゃ、1両日で新曲とバンドメンバーを徴用出来る筈がない」
「それは確かに」
ヘンリが満足そうに頷きバンドメンバーへサムズアップしているのを見つつ返事を返して、何気なく呟くと ヘンリほ続けて説明をしてくれる
確かにヘンリが言う様に、元々 計画が進んでいなければ こんな都合よく新曲をポンと出てくる訳がない、何せ翌日にはバンドメンバーが合流して練習を開始した訳だからね? うん
ん? 待てよ? バンド曲をリリースする計画だったのか、それとも ヘンリ主犯で 学園祭でバンド演奏をするつもり で先んじて制作していた って意味で、計画が有った と言う解釈も出来るな?
まぁ どちらでも良いか、今からステージだし 集中しよう