前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんなニッコニコのヘンリと母に挟まれて学園祭を練り歩き、中庭に展開しているガーデンカフェ エリアに到達した所で、赤・青・黄の信号機トリオと遭遇した
「あ、兄様 と 姉様」
「こんにちは、シンクさん グンジョウさん シャナさん」
「ふふ、こんにちわ 」
「あー ヘンリとカナリアちゃんだ〜」
「こんにちは、カナリアちゃん」
「よっす」
軽く挨拶を交わし 往来で立ち話も通行の邪魔になりそうだと思い、適当な最寄りの席に座ると ヌルッと現れたカフェ店員がメニューを持って来たので受け取り眺める
「あたし ハニーミルクラテ と ハニートースト!」
「俺は オリジナルブレンドだな」
「僕も シンクと同じのにしようかな」
「僕もハニーミルクラテにします」
「私はカフェラテにしようかしら」
「ぼく は カフェモカとフードメニューの ココからココまで」
「おいw」
マイマザーより歳上に見えない無邪気さを感じるシャナに和みを感じつつ、僕も彼女と同じ物を注文する事に決めると ヘンリの遠慮の無い注文にシンクが笑いながらツッコミを入れている
「食欲に忠実なヘンリは通常運転だからスルーして、ひとまず 朝の部 お疲れ様、カナリアちゃん」
「ありがとうございます グンジョウさん、お3方の お陰で会場が温まってて とてもやりやすかったです」
「そう言ってくれるのは嬉しいな?」
「だね〜 久しぶりだったから少し心配だったけど、良かった」
「だな? どっかの次男が山盛りの仕事を寄こすもんだから練習を そんなに出来なかったもんなぁ? なぁ? 」
「はっはっはっ」
「笑って誤魔化そうとするんじゃねぇぇぇっ!!」
「痛たたただ メガネ! シンク メガネが!!」
「ははは、悔い改めろ お兄様!」
「仲良いなぁ」
「ふふ、仲が良いわねぇ」
「ん、仲良し兄弟 ヨシ 」
各々の注文が済むとグンジョウが労いの言葉を掛けてくれたので、素直な気持ちを伝えると シンクがニカっと笑みシャナが にへっと笑み言い シンクが彼女の言葉に頷きグンジョウをジト目で見て苦言を呈するが笑って誤魔化そうとし、シンクがグンジョウにヘッドロックを仕掛けて反省を促す
グンジョウも痛いとかではなく、メガネの心配をしているから戯れているだけなのだろう と判断し、本当 仲が良いなぁと思う あとヘンリが現場ネコみたいになってるのは何でだろう?
それから飲み物が先に提供されたので、遠慮なく 先に飲ませて貰う事にして飲むと、程よい甘さが口に広がる 美味
「ヘンリさん に聞きましたけど、お3方が楽器出来るの知りませんでした」
「まぁ そうだろうね? 親族大集合の時ぐらいしか披露しないしね」
「本来なら後 2人 居るんだけどな」
「ユエちゃん も ユタカちゃん も送り出してくれて良かったよね? 因みにツルギくん、変な所で不器用で 楽器が上手くならなかったからねぇ、残念」
「なるほど・・・それで2人、と」
「ツルギ義兄様、無念」
雑談のネタに3人が楽器が出来る事を尋ねると、シンクのヘッドロックから逃れたグンジョウが爽やかイケメンスマイルを浮かべて答え、シンクが追加で説明し、シャナが補足をしてくれる
何故 2人か気になっていたが質問するまでもなく答えくれて助かる、それはそれとして ツルギは不器用な人なんだなぁ 生真面目な人では有る事は理解出来ていたけれども
「楽器ね、私も嗜みとして フルートを少しだけ出来るわ」
「え? そうなの?」
「えぇ、日本に来てからは演奏する機会がなくて 人前では吹いていないけれど、ベルカに居た頃は イオン様への奉納で何度か演奏をしていたわ」
「へぇ〜」
「あー そういや聖導教会には年1回で奉納演奏会が有るんだったっけか?」
「僕も招待されてたなぁ タイミングが合わなくて、まだ1回 しか行けてないけど」
約18年 生きて来てマイマザーがフルートを嗜んでいた事を初めて知って、少し衝撃を受けてしまったが 奉納祭で演奏出来るぐらいなら 相当な腕前なのだろう、多分 メイビー