前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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736. 第3次学園祭 7

 

 

なんだか刀那(かたな)に失礼な事を表情には出さない様にしながら考えていると

 

 

「サヤの弁ではないけど、カタナが結婚出来たのは不思議、奇跡」

 

「それは ほら、日頃の行いが良いのと 奇跡的な趣味の合致って奴だ、うん」

 

「趣味の合致?」

 

 

僕の思考を知ってか知らずか、ヘンリの的確な指摘に内心グッジョブしながら、更に先を聞き出す為に呟く

 

因みに母は長机に置いてあるサンプルを開き中身を読んでいる、僕も後で試し読みしてみよう

 

 

彩葉(いろは)・・・嫁さんも、俺と同じで作家だぞ? まぁ 俺と違って商業作家だけど、ほら 今の時代 電子媒体も多いからリモートで仕事出来るし、彩葉はデジタル派だから アシもリモートでやり取りしてるから」

 

「な、なるほど? ん? あの商業作家の方と どうやって出会ったんですか?」

 

「出会い? そりゃ夏と冬の祭典が有るじゃん? そん時に、彩葉 昔から仕事速いしな〜、因みに レイヤーだった」

 

「あ、はい」

 

 

質問に嫌な顔をせず刀那は馴れ初め?を教えてくれ、なんか濃ゆいなぁと思う

 

確かに前世基準からすると、通信技術も何もかもの技術が数段上を入っている この世界では、通信環境が劣悪な場所が殆ど無い 山奥や海原ですら電話が出来るぐらいだからね、うん

 

ひとまず彩葉のペンネームは聞かないでおこう、僕の不注意で身バレしたら申し訳ないからね、うん

 

それはそれとして、レイヤーだった って事は 今は引退 または 休止しているのだろう 多分、双子ちゃん も居るしね?

 

 

「カタナ、イロハは? やっぱりリューネに?」

 

「いんや? 一緒に日本来てる、リモートじゃ無い企画会議が有るらしくてさ? ついでだからカグラとスズも義実家、今頃は母方祖父母とワチャワチャしてんじゃないかな?」

 

「学校とか大丈夫なんですか?」

 

「ん? まぁ大丈夫っしょ、2人は彩葉に似て優秀だし 初等部で3日ぐらい休んだ所で大して学習が遅れる訳でもないし、メリーディエースは その辺り寛容だしな」

 

「なるほど、それは確かに?」

 

 

サンプル本を読んでる母を横目に、ヘンリがカタナへ質問しているのを聞き 気になった事を尋ねると、なんか緩い雰囲気で もっともらしい返事が返ってくる

 

カグラとスズの容姿から年齢を推測すると 小学2〜3年生だろうし、小学生の学習内容なら数日分ぐらいなら挽回するのも容易だろう、多分

 

カタナの言う寛容って物も、出席日数の色々も緩いのかも知れない、まぁ 数日程度で危うくなる出席日数とか 別の意味で やばそうだけど

 

 

「いやぁまさか、篠原グループ経由で出店の打診が有るとは思ってなかったわ」

 

「出店の打診?」

 

「カナリアは仕組みを知らないんだね? 斑鳩(いかるが)学園の学園祭は、実行委員会が新年度初めに有志により設立される。因みに生徒会が中心になるパターンが多いらしい」

 

「え? そうなんですか? 知らなかった」

 

「ん、それで会議をして出店希望者の選定や 逆に学園側から出店の打診をしたりして準備をして行くって訳、ぼく達 一般生徒は無介入と言う事だね」

 

「なるほど」

 

 

カタナが肩を竦めて呟いた言葉に首を傾げると、ヘンリが仕組みを教えてくれて 何となく理解する、確かに外部参加の露店が どう言う基準か気にはなっていたけど、そんな仕組みだったとはね?

 

 

「どうも実行委員会の構成員の中に、俺のファン?が居たらしくて オファーが来たんだ」

 

「なるほど、そう言ういきさつだったんですね?」

 

「おー んで蓋を開けてみれば、この長蛇の列で大繁盛って訳だ。まぁ遠征費とかで収支はトントン 良くて薄利って感じだけど」

 

「姉様の専用艦(ふね)が有るから使えば良いんじゃないかな?」

 

「それ、リューネ・日本間の話でしょ? 食費や日本内での移動費とか含まれないヤツ」

 

「無念」

 

 

ヘンリの説明に続く様に刀那が説明を続けてくれ 納得すると、刀那は続けて肩を竦めて呟いて、ヘンリが王族らしいブルジョアな事を言うが 刀那は呆れた様な表情をして反論する

 

確かに日本国内で移動するには、どうしても お金が掛かる

 

リューネから車を持って来たとして、そのまま乗り回せない訳だしね? まぁ 公務員?の刀那は そこそこ給料をもらっている筈だし、多分大丈夫だろうけども

 

 

 

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