前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
なんだか感情の読めないワカモに給仕をお願いして、
そんな晩餐会(笑)を経て更に1週間が経過し、僕達は33層攻略を行う為に33層で準備をする
「カナリアさん のフルコース、オレも食べたかったっす」
「機会が有ればね? 作るのはやぶさかではないのだけど、時間も ヤル気も体力も消費するからさ」
「吾と
「三つ星と比べたら劣るけれど、カナリアちゃん の手作りと言うだけで五つ星確定ね」
「ん、地上最強」
「大袈裟だなぁ・・・」
ワカモに影魔法から各種 装備を出して貰い、カメラドローンを起動して 配信設定をしていると、ユウキが 先の晩餐会(笑)で紗夜 冬彩 ヘンリ に定期したフルコースを自分も食べたかったと言い出したので、安請け合いはしない方向で相槌を打っておく、彼女に言った様に 色々とコスパが良くないからね? うん
今は ただでさえ時間が無いしね? ほら 僕って受験生だし、魔王の遺物戦に向けて準備をしたりしないといけないからさ? 仮にやるとしても、受験と魔王の遺物戦が解決した後、大学進学して落ち着いた頃になるだろうか? 多分 メイビー
そんな事を考えていると、紗夜が しみじみと噛み締める様に言い ヘンリが便乗し、ユウキがギリィと悔しそうな表情をしていて 少し可哀想に感じるが我慢して貰うほかない、すまないユウキ
「さて準備は出来たかしら?」
「僕はオッケーだよ、紗夜ちゃん」
「オレもオッケーです、社長」
「ぼく も オッケー」
「なら、始めましょう」
会話をしながら配信準備を整えた紗夜の問いに答え 各々が準備万端である事が確認されたので配信を始める事にし、軽く深呼吸をして
「みなさん ごきげんよう ステラ・アーク0期生 カナリアです」
「ステラ・アーク2期生 ユウキだ」
「ステラ・アークCEOよ」
「やぁ ぼく だよ」
「吾だ」
【始まった】
【待ってた】
【待っていたんだ、この瞬間を!】
【なんかやべーのいるの草】
いつもの配信開始の口上を述べると、いつもの様に爆速でコメントが流れて行き 例に漏れず過半数を読めないが 辛うじて読めたコメントが なんか癖強だった、まぁ カナリアちゃんねる の視聴者は 良くも悪くも個性の塊の人が多いし、誤差かな? とは思う
「と言う訳で 今日は33層を攻略して行こうと思います」
「前回に引き続き支援部隊の運用試験を並行して行くから、そのつもりで居て頂戴」
「試験ってのは数こなさないとな」
「ん、支援が有ると便利」
【今回も支援有りか】
【例のブルーバードか】
【エンジンの音がマイクに拾われないぐらい遠くだと、姿は拝めないか】
【いずれ試験運用が終われば、正式運用になるだろうし、公開されるんじゃぬ?】
【そいつはたのしみだ】
開始の口上を述べ終えたので 本題へと入ると紗夜が今回も支援部隊の試験運用を行う旨を告げ、視聴者から様々なコメントが流れてくる
その中に『エンジン音がマイクに入らない 』事に触れている視聴者がいて、僕もそれは気になっている所ではある 何故なら 僕の耳にも入らないからだ
結構うるさい筈なのだけど、聞こえないと言う事は 相当離れた場所 数㎞以上離れた場所を飛んでいるか、無音で飛んでいる かの どちらかになるだろう、仮に無音で飛んでいたら どんな理屈なのか少し気になる
「では出発しましょうか」
「しゅっぱつ」
「今回もアリが出てこねー事を祈ろ」
「そうね」
「フラグだな」
【ワクワク】
【これはフラグの匂いw】
【ワカモ氏w】
【ユウキ君w】
いつまでも棒立ちでは視聴者も飽きてしまうだろうから、33層の攻略を開始したのだけど、ユウキがフラグめいた事を言い出して ワカモがサラッと言う
フラグが折れる事を祈ろう、そうしよう