前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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74. おいでませ、篠原邸(強制連行)

 

 

 

その後もプレゼント開封の儀を続け、多種多様な品物・・・調味料だったり保存食だったり小物(手榴弾系)だったり小物(今時の化粧品類)だったりRPG-7だったりを手に入れる事になり、アイアンマン弾薬バックパック等の銃火器類は渚の手によりオーバーホール兼何か仕込まれてないかのチェックをする事となり、とりあえず彼女へ預けてある

 

 

まぁそもそもダンジョン外で理由無く武器を持ち歩くの、基本違法だしね、うん

 

 

そんなこんな開封の儀から約2週間が経過して6月に入り初夏の匂いを感じ出して無事に教習所へ通う日々を乗り越えて自動二輪免許を習得し、乗るバイクを選定中の今日この頃、僕は放課後 ステラ・アークの事務所へ向かおうとしていたら校門前で紗夜と遭遇して、挨拶する間もなく抱き上げられて気付いたら黒塗りの車に積載されていた、うん なんでかな?

 

 

「あの〜、なんで僕は紗夜ちゃんに誘拐されたのですか?」

 

 

「ごめんなさいね? ちょっと気持ちが先走ってしまって」

 

 

「次からは事後承諾にしないでくださいね?」

 

 

「善処するわ」

 

 

今日は撮影もライブ配信の予定も無いから良かったものの、僕のスケジュールを確認・・・いや、紗夜(さや)(なぎさ)には筒抜けだったわ 僕のスケジュール

 

 

仕事用スマホのスケジュール管理アプリにも小まめに予定を書き込む様にしてるから、今日が空白なのバレてる訳か、うん納得

 

 

「それで・・・どこに連行してるんです?」

 

 

「我が家よ」

 

 

「・・・我が家? それって」

 

 

「事務所の部屋ではなく、所謂実家ってヤツね」

 

 

僕の問いに紗夜は良い笑顔で答える

 

 

うーん、押しが強いとは思っていたけれど、ここまでとはねぇ?

 

 

まぁ特に困る訳でもないし、良いか

 

 

そんな訳で深く考えるのを辞めて紗夜に身を任せる事にする、どうにかなるだろうし、多分

 

 

そんなこんな紗夜の抱き枕状態で車に揺られる事、小1時間で目的地へ到着した様で停車したので下車し、目の前の光景に息を呑む

 

 

「ようこそ篠原家へ、貴女を歓迎するわカナリアちゃん」

 

 

「あ、はい」

 

 

石畳が施されてた停車場に頑丈そうな木製の門から左右に伸びる石垣、門から玄関まで続く大理石?の通路、その奥に見える瓦屋根の日本家屋

 

 

確かに、紗夜はお嬢様だと知っていたけれど、こんな豪邸に住んでいるなんて僕は知らない・・・待てよ?篠原(しのはら)だっけ? 紗夜の苗字

 

 

「あの、紗夜ちゃん? もしかして篠原グループの・・・」

 

 

「えぇ本家直系よ? グループ総裁が私の祖母なの・・・と言っても私に跡目が回って来る事は9割9分無いでしょうけど」

 

 

紗夜は困惑する僕を再び抱きしめて言う

 

 

うん、紗夜はお嬢様だ、それもURお嬢様、お嬢様オブお嬢様

 

 

そりゃぁ学生の身分で探索者事務所を開設出来る訳だ、うん 納得

 

 

そんな訳で軽量コンパクトボディの僕を紗夜は抱き上げて門を潜り敷地へ入る、何というか手入れの行き届いている庭が広がっている

 

 

うん、語彙力が乏しい

 

 

紗夜にされるがまま篠原邸に侵入した僕は完全に彼女に身を委ねでされるがままで日本庭園の見える部屋まで運ばれる

 

 

「この客間が我が家で1番オススメ出来るのよ」

 

 

「・・・凄い、ですね」

 

 

ほんと語彙力が低い僕は感想が落第点なのだが、紗夜は微笑み追求をしてこないので、優しい

 

 

「お招きいただきありがとうございます」

 

「招いた、と言うよりは連行だったけれど、喜んで貰えたなら嬉しいわ」

 

 

僕達は縁側へ座り日本庭園を見ながら話す、たまにはこう言うのも悪くないかも知れない

 

 

何も考えずに、身にもならない話を友達とする、それだけで僕は幸せだと感じる

 

 

高校入学から結構騒がしい日々だったしね?

 

 

「ここなら渚の邪魔も入らないしね?」

 

「はい? なんで渚さんが出てくるので?」

 

「なんでも無いわよ、誰か お茶をお願い」

 

なんかはぐらかされた気がするけど、まぁ良いか

 

僕は紗夜の事を信用しているしね

 

 

 

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