前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
多重障壁に引き篭りブルーバードによる支援攻撃で群がるデザート アントへミニガン掃射による殲滅を敢行して貰う事 数分が経過し
「最初に比べて減りはしたけど、まだ後続が居るのかぁ」
「ふむ、キリが無いな?」
「カナリアさん の障壁すげぇ」
「何層だったかは忘れたけれど、階層ボスのブレスも防いでいたわね」
「カナリアの障壁術は、ある意味最強」
【流石はカナリアちゃん、7.62x51mm弾 程度ではビクともしない】
【ケルベロスシャークのブレスを受け切ってたなぁ】
【ユウキ君の感想に同意】
【まだ後続が居るのけ?】
ブルーバードからの掃射により視界一杯のアリが魔石へ姿を変えているが、まだ進行しているのが見え 明らかに異常な事を理解する
これは巣を破壊しないと無限に湧くタイプの奴かも知れない
ブルーバードに搭載されたミニガンも無限弾薬と言う訳には行かないので、いつまでもこのままとは行かないから 別の手を考える必要があるな
「うーん、どうしよう? 」
「主よ、デザート アントに羽蟻は居らぬ様だぞ?」
「なるほど、少し強行軍になるけど 水上歩行の要領で歩いて巣まで行って破壊しよう」
「そうね? レインメイカーや焼却よりは低燃費だし、それで行くのが最善かしら?」
「ワカモ、魔石の回収をお願い」
「承知した」
【お? 次の作戦が決まったか?】
【障壁術の使用に長けたカナリアちゃんなら可能やな】
【水面歩くしなw】
僕が次の手を考えていると ワカモが有用な情報を教えてくれたので、障壁を使い空中歩行して強行突破する事に決め、ワカモに指示を出してからブルーバードによる支援攻撃の停止を要請しミニガン掃射を止めて貰う
上面の多重障壁を解除した代わりに階段状に多重障壁を再展開し、念の為に3m程の高さまで高度を取り 見やすい様に敢えて色を付けて障壁で通路を作る
聖女補正のお陰で障壁術を多用しても 全く疲労を感じないし、魔力を消費する感覚も無いから 本当に便利だと思う
「それじゃ移動を開始するので足元に気をつけて、足場から落ちたらアリに囲まれて終わりだからね」
「あんなんに囲まれてリスポーンとか悪夢っすね」
「絶対 夢に出てくる奴だの」
「そうね」
「慎重にいこう」
【ふむ、こう改めて見ると カナリアちゃんってアタッカーの出来るサポート要員だよな】
【色々と足らない火力を工夫で補ってるしな】
【餅は餅屋、適材適所で得意な事を伸ばすのが良いよな、パーティって、弱点を補い合う物だし】
一通り準備が終わったのでメンバーに報告し、先導して少し急ぎ目で空中路を進む、そうしないと障壁をデザート アントが登って来ちゃうからね
そんな訳で空中路にメンバー全員が乗った事を確認し、すぐに階段と多重障壁を消してデザート アントの進行を阻止し、奴等を見下ろしながら巣へ進軍を開始する
「えーっと、一応 アリの巣を撃滅する為に進行方向を決めたけど、良いかな?」
「背後から来られても面倒だからな、それが良いだろう」
「そうね、無限湧きは面倒だものね」
「オレはカナリアさんに従います」
「ん、ぼく も それで良いと思うよ」
【報連相 偉い】
【偉い】
【相談出来て偉い】
【やはりカナリアちゃんは天使】
デザート アントが無限湧きしている原因で有る巣へ針路を取っている事を 一応 メンバーに確認すると了承の意が返ってきたので、慎重に障壁を使い空中路を建造しながら進行を続ける
それはそれとして なんで視聴者は、僕がメンバーに方針を相談しただけで こんなにも褒めてくるのだろう? 相変わらずハードルが低い 低すぎる気がする、まぁ褒められて嫌な気分にはならないけれども
そんな訓練され過ぎた視聴者のコメントを横目に奴等の巣へと向かって行く訳だけど、巣の破壊方法も今の内に考える必要がある
まだまだ序盤だろうし、消耗は避けたいなぁ