前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
デザートアントの巣を破壊する為の方法を考えながら障壁で空中路を生成し進行を続けていると、数分も経たない内に 奴等の巣を発見し停止のハンドサインをメンバーへ示す
幸い、空中路へ接触出来そうな壁も岩も木も無いので、一定距離を取ってデザートアントの巣を観察する余裕がある
「それなりに大きい巣だね」
「ふむ、前回の奴より デカいな? 4倍はデカい」
「それで、どうします? 多分 半分も進んで無いっすけど」
「ん、この先は まだまだ長い、節約出来る所は節約する方が良い」
【こりゃぁ見事な蟻塚だなぁ】
【でっか】
【多分、3分の1を超えたかな? って具合だのぅ】
【後の事を考えるなら、無視するのも手では有るけど、追って来そうだもんなぁ】
そんな訳でデザートアントの巣を眺めて小学生並みの感想を言うと、ワカモが前回 遭遇した物より大きい事に触れて ユウキが対処を尋ねてきて、ヘンリは節約をするべきだと言ってくる
ヘンリと視聴者のコメントにある通り、攻略は まだ3分の1を超えた程度で、まだまだ先が有るはずなので魔力と体力の温存はしておいた方が良い、途中で一旦中断をするにしても 安地まで どれぐらいかかるかも不明だしね?
それはそれとして、こう言う時には意見を出してくれる
そんな不安を感じて紗夜の操るUAVへ目を向けると
「プレジデントよりイーグルアイ、今日 ブルーバードには誘導爆弾を搭載していたわね?」
「イーグルアイよりプレジデント、貴官の指摘通り ブルーバードには誘導爆弾を搭載してあります」
「なら精密誘導爆撃も可能よね? 」
「無論 可能です プレジデント」
「それではブルーバードによる精密誘導爆撃にてデザートアントの巣を撃滅して頂戴」
「了解、これよりブルーバードによる精密誘導爆撃を敢行する、座標指定されたし、イーグルアイ アウト」
「カナリアちゃん、発煙弾を巣へ」
「了解、CEO」
【流石はCEO、賢い】
【誘導爆弾ならピンポイント爆撃が可能だもんな】
【ブルーバード凄いなぁ】
僕の心配は杞憂に終わり、紗夜はイーグルアイへと確認をして 誘導爆弾を使用する事に決め、段取りを整えて僕へ座標指定を指示してきたので素直に従いフロッティで魔弾生成をして、デザートアントの巣へ 発煙弾を撃ち込み準備を終わらせる
「ブルーバードより各員、これより精密爆撃を敢行する。念の為に対ショック防御を取られたし」
「ハミングバード了解、みんな 僕の後ろに」
「お願いね? カナリアちゃん」
「頼んだぞ、主よ」
「お願いします」
「ん、任せる」
【手際が良いなぁ】
【ブルーバードによる爆撃か】
【これは楽しみだ】
座標指定が済み、ブルーバードが座標の確認を終えた様で 僕達に爆撃開始を通告してきたので、返事を返してからメンバーに声を掛けて 念の為に多重障壁を展開して防御体勢を整える
誘導爆弾が どれぐらいの威力になるかは分からないが、今の僕なら1〜2発なら耐えられる筈だ、多分
そんな訳で爆撃開始を待っていると、誘導爆弾特有の風切り音が聞こえてきて楕円形の塊が複数 デザートアントの巣へ突き刺さり、数秒後に起爆し巣を粉砕し粉々にする、これは中々 芸術点が高い
「ブルーバードよりプレジデント、対象の破壊を確認。現地でも確認を求む」
「こちらプレジデント、こちらでも 巣の破壊を確認したわ。完璧な仕事よ、ありがとう」
「ブルーバード 了解、これより警戒軌道へ戻る、アウト」
「プレジデント 了解」
【見事なピンポイント爆撃だったの】
【見事に木っ端微塵だったな】
【素晴らしい】
推定 土製とはいえ、見事に木っ端微塵となってくれたお陰で、憂いなく先へと進める まぁまだデザートアントが闊歩しているから、それの処理も必要だけど、これ以上 増えなければ どうとでも出来る筈、多分 メイビー