前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
漆黒のジェダイローブを見てから良い知れぬモヤモヤを感じつつ、資料館を進んでいくと、次はランスとパルチザンを足して2で割った様な形容し難い槍が飾られているのが見える
「なんとも形容し難い槍だなぁ」
「全長 約170㎝ 有る 一角獣 リコルの名を冠する槍だね」
「へぇ〜」
ジェダイローブの時と同じ様にヌルッと槍の解説をしてくれたので、素直に聞いて相槌を打つ
形容し難い槍 改め リコルは突き技も斬撃技も両方 最大限の攻撃力を出せるような形状をしている、リコルの持ち主は余程の実力者だったに違いない
「カナメ家は、オーシアでも大きい家で 確かエバークリアの経営者で・・・あれ?」
「どうかした? カナリア」
「あ、いえ モヤモヤを晴らすヒントが有ったきがして・・・」
「ん、もう少しで答えが出そうだね」
「それはどう言う?」
「貴女は伯母様の影響を受け過ぎです、敬愛するオリジナルを見習い愉快主義は慎むべきではないですか?」
「やれやれ、そう言う君は 母様には似て来ないできたね? まぁあの 先生の
「しゃ、シャルロット・・・さん?」
音もなく いつの間にか居た蒼髪紫目の女性が僕達・・・否、ヘンリへ話掛け 何やらクレームをつけているのだが、今は そんな些細な事は どうでも良い 何故なら彼女は、死に そして転生している筈なのだから、そう 本来なら居る筈がないのだ
「失礼、驚かせてしまった様ですね? 私の名前は カナメ・シャルロッテ、カナリアさん 貴女に分かりやすく言うとエバークリアの現社長であり、
「あ、あぁ!! カナメ家は立花博士がオーシアに居た頃の家ですね」
「その通りです カナリアさん、兄が話していた通り聡明な方の様ですね」
「いえ、僕は そんなに賢い訳では無いです」
「ふむふむ、情報通り 自己評価が低いですね」
シャルロットにソックリだが、表情が全く動かない状態の女性 シャルロッテが僕を見据えて名乗り、値踏みをするように見てくる
なんだろう、微塵も表情が動いていないし 妙に無機質な声色で なんだかやりずらい気がする、ワカモが襟巻きをしたままだから敵意や害意は無いと思うけどね? うん
「ん、シャルロッテは幼少期の事故の後遺症で表情筋がニートになって、声帯をケーネ先生が作った躯体を使っているから、少しやりずらいかも知れないけれど、悪い人では無いから安心して良い」
「感情の発露と言うのがバグっていまして、兄に修理をお願いしたのですが、手の施しようがなかったらしく 今に至ります」
「表情筋がニートで声色に感情が乗らないだけで、シャルロッテにも感情がある、だからキチンと結婚出来ているし 子供もいる」
「運が良かったのですよ、幼馴染で 私の都合を深く理解してくれている方が居ましたから、まぁ脳味噌まで筋肉で出来ているタイプですが、私の兄も妹も父も似た様な チカラこそパワーな人種ですから、大した問題でも無いのですが」
「あ、あー そうなんですね?」
ヘンリの説明にシャルロッテは続けて補足説明をしてくれ、ヘンリが聞いてもいない説明までしてくれて シャルロッテは更に補足説明を続けてる
ベルカ人もだけど、オーシア人も 大抵の人はチカラこそパワーの民だ、賢い脳筋がゴロゴロいるのが、エルトラント勢の凄い所だったりするんだよね