前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんな訳でハニーミルクラテを飲みながらボケェーっとしていると、両手の指の間に持てるだけ串焼きを装備したヘンリと遭遇する、少しワンパクが過ぎないか? ヘンリ
「美味しそうですね」
「ん、オススメを全部購入した」
「へぇ〜 」
「購入店は、すぐそこ」
「ありがとうございます、でも そろそろ集合時間になるので」
「むねん」
ハニーミルクラテ片手にワンパク ヘンリに小学生並みのコメントをすると、嬉しそうな表情で言い 僕に購入店を紹介してくれるが、長蛇の列が見え並ぶ時間が無いので丁重に断っておく、バスに乗り遅れたら
まぁ 仮に乗り遅れても愛車があるし、ワカモに騎乗すれば追いつけるから どうにでもなる、筈 多分 メイビー
そんな訳で牛串や焼き鳥的な奴を そこそこの速度で食べて行くヘンリを見て、凄いなぁ と感心しつつハニーミルクラテを飲みきり ゴミをゴミ箱へ捨てて、小腹が空いたので 一旦 ヘンリと別れて 素早く お土産コーナーへ向かい適当に 美味しそうなお菓子を幾つか購入して紙袋片手にバスへと戻る
それから数分も経たない内にバスが満席となり、司馬先生が点呼を取り 全員が揃っている事を確認し、司馬先生が運転手へ報告すると滑らかに発車してサービスエリアを出てゆく
「次の休憩は2時間後、か」
「その辺りで転移門が有るからね」
「なるほど?」
例に漏れずボケェーっと車窓から風景を眺めて呟くと ヘンリが相槌を打ってくれたので、曖昧な返事を返すと
「まぁ カナリアは このぐらいの距離なら慣れているだろうし、ninjaで走りたいと思っているだろうけどね」
「確かに、長距離移動は慣れてますし、可能ならninjaで走りたいですね、それはもう 今すぐにでも」
「ね、正直 ぼく もyzfr25で走りたいぐらい」
収納魔法から饅頭らしき物を取り出して食べながらヘンリが言ったので、肯定すると うんうん とヘンリは頷き 更に言う
「どこまでも続く直線、これはさぞかし飛ばし甲斐がありそうですね」
「ninja400なら軽く120㎞出しても余裕が有るだろうしね」
「そうですね」
無限に続くと錯覚してしまいそうになるぐらい長い長い直線道を走るバスの風景を見て呟くと、ヘンリが 頷きながら言い 同意する
北海道には13㎞程の直線道が有るらしいが、今 僕達の居るオーシアは その比では無いぐらい直線が長い
地平線の先まで道が延びているけど、全く左右にブレないので ループしているのでは? と錯覚しそうになるぐらいだ
「平日だからか、車もバイクも少ないですね」
「オーシアもバイクの民は居るけど、一般人には車の方が馴染みがあるね? 」
「まぁ、そうでしょうね」
「ん、バイクに乗る人は 物好きだからね、ぜひもなし」
「はは、確かに」
車窓から見える景色を脳死で呟くとヘンリが相槌を打ち、それに反応する
いやはや否定できないから困った物だよね?
「リューネでも そうだけど、騎獣なら無免許で乗る事が出来るしね?」
「え? 居るんですか?」
「居る、騎獣用魔法生物が居るからね、それに乗馬は貴族の嗜みとして 未だに人気ジャンルだし、あと街中や舗装路以外の移動なら騎獣の方が都合の良い事が多々ある」
「なるほど、確かに」
ヘンリの解説に相槌を打つと頷き、更に説明を続けてくれる
確かにヘンリの言う様に、魔力をエネルギーとする魔法生物は かなり便利だし、未舗装路を進むなら騎獣の方が有利な事も理解出来る
オフロードバイクでも踏破が難しい場所でも、四脚の騎獣なら安定して踏破できる訳だしね?
魔法生物なら、魔力さえ有れば疲れを知らないし 損傷も修復出来るし
まぁ とはいえ、舗装路の場合は車やバイクの方が速いのだけど、そこは適材適所って奴だろう、多分 メイビー