前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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757. 第3次 修学旅行 ・3日目 3

 

 

それからヘンリとライダー同士の会話をしていると、トンネル型転移門に差し掛かりトンネルを抜けた先には全く別の景色が広がっていた

 

毎回の事だけど、なかなか慣れないなぁ と思う

 

 

「この辺りは、近代的な様相ですね」

 

「昔ながらの街並みは観光資源になるからね、王都外縁部の開発で利便性が良くなるのは必然だね」

 

「なるほど」

 

「それに空間拡張魔法があるから、王都内に家を建てる事自体は可能だからね、まぁ相応の金額が掛かるし 制約があるけれど」

 

「一等地は土地代が高いって奴ですね」

 

「ん、そう言う事」

 

 

近世様式の戸建から徐々に背の高い高層ビルやタワマンが並び立ち始めたのを見て、僕が呟くとヘンリが解説をしてくれる

 

やはり魔法の本場だと、空間拡張魔法は 高等技能ではあるが一般的に普及している魔法の様だ

 

確か術式を組んで魔法陣を打設したら使用できるんだったかな?

 

そんな訳で、僕達を乗せて爆走したバスが王都中央区へ到達したので、下車する

 

 

「はい、それじゃぁ 王都散策をして貰う訳だけど、集合はホテルだからね〜? 夕食までには到着する様に、もし5分以上 遅れそうだったり緊急時には遠慮なく教師陣へ連絡する様に」

 

 

毎度の事ながらハジメの元に集結していると、例に漏れずシゴデキな司馬(しば)先生の号令が聞こえ、解散となり 蜘蛛の子を散らす様にクラスメイトが 思い思いのルートへ旅立っていく

 

 

「私達もいこうか」

 

「だね、時間は有限だしね」

 

「散策に使える時間は、ホテルへの移動時間を省くと約6時間だもの、無駄にはできないわね」

 

「ん、その通り」

 

 

散り散りに散開するクラスメイトを見てハジメが提案してきたので、僕は了承の意を口にすると、他メンバーも同意してくれる

 

そんな訳で、謎のジャンケン大会が開催され ハジメとナナが先陣を切り 僕を真ん中に左右をヘンリとシホが陣取る布陣となり、王都散策が開始される、軽量コンパクトボディの僕が迷子にならない様にしている布陣なのだろうけど、ハジメとナナが悔しそうなのは何故だろうか? いや 本当に

 

 

「オーシアの王都も結構 歴史が有るんだよね」

 

「確か建国以来 遷都する事もなく有り続けているんだったかな?」

 

「ん、かれこれ1000年ぐらいは経っている筈」

 

「なるほど なるほど」

 

 

ベルカの聖導教会 総本山であるエルトランドの建築とは少し違い、石材の種類が違うのか色が違う、まぁ僕には それ以上の事は分からないのだけど

 

 

「宗教的な制約が無い王都だからか、色々と整っている気がするね」

 

「そうね、パッと見 だけれど、綺麗に整えられているわね」

 

「オーシアにはカヅキおばさん の教え子が沢山居る、直弟子だった人は大抵の場合 大成している」

 

「直弟子?」

 

「ん、直弟子」

 

 

キョロキョロと王都の建物を見ながら呟くとシホが反応し、ヘンリがそんな事を言ったので聞き返すと頷く

 

立花(たちばな)博士の直弟子って、なんだか凄そうだなぁ

 

 

「オーシア側で カナリアが知ってる人だと、エバークリア 2代目 社長のアオイかな? 今はリューネでメリーディエース学園長をしているアイラ、オーシアのギルドの頂点 先先代 総渧ヨシキ、この3人がオーシアでは有名かな? 」

 

「色々と疎い僕でも、薄ら聞いた事がある人達ですね」

 

「ん、冒険者 及び 探索者界隈では有名人だからね、実力がレベチだから」

 

「なるほど?」

 

 

ヘンリが解説をしてくれたので相槌を打つと、イマイチ ピンと来ていないハジメが曖昧な相槌を打つ

 

まぁ仕方ない事ではある、実際の所 彼女達がどれぐらいの実力を有しているのか、指標がないから実感が湧かないのだろうしね?

 

確か60代前半ぐらいの筈だから、絶世期は 超えて衰えては居る筈だけど、まだまだ最前線で戦える実力がある筈だ

 

うん、まぁ 控え目に言って 僕では勝てないだろう、間違いない

 

 

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