前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
探索者である僕には 想像が容易なレベル差だが、一般人の3人にはピンと来ない様子でいるのを ヘンリが察したのか説明を続ける
「ん、想像し難いと思うから例を・・・カナリアを舐めプして圧倒するアルエットの2〜2.5倍ぐらい強い、しかも現段階で」
「・・・流石は、
「カナリアちゃん の お母さんって、確か聖導教会 修道騎士の中でも上位数%に入る実力者だったよね?」
「ええ、その筈よ」
「アルエットは、一般転生者より強い部類の強者」
「その カナリアちゃんの お母さんの倍以上強いって、相当の実力者って事か」
「その通り」
ヘンリが ハジメやシホが よく知っているマイマザーを指標に提示して分かりやすい説明をすると、アオイ達 立花博士の直弟子が どれほどの実力者か理解した様だった、まぁ 正直 未だ 母に決定打を与えられない僕では 到底彼女達には手傷を負わせる事は困難極まりないだろうと思う
いやぁ 本当 善人側の人達で良かった、じゃなかったら世界は混沌と化していた・・・いや、ダンジョン災害なんて有る時点で混沌と化しているか、うん
「とにかく、直弟子が凄いと言うのが理解して貰えたと思う、その上で おばさん は教師をしていたから、多くの教え子がいる 期間的に 大成して偉い人的な役職についていたりしている訳」
「えーっと、確か30代に入るか ぐらいで移住していた筈だから・・・最低でも400人以上は教え子がいる計算になる、のかな?」
「ん、ヴァンツァーパイロットも含めたら更に増える、オーシアのヴァンツァー教導官の 当社比 8割は 元教え子」
「ほんと、立花博士は 何をしているんです? やり過ぎでは?」
「おばさん は おばさん、ブレーキパッドが摩耗してて全く機能してない」
「ははは・・・」
そんなヘンリの解説を聞きながら、王都散策を継続していると 商店街へ到達したので ショーウィンドウ越しに商品を眺めつつ ヘンリの解説に相槌を打つと、なんともコメントし難い事を平然と言ってきたので 愛想笑いで誤魔化しておく
このブレーキパッドが摩耗しているって表現は、一応 はブレーキが存在しているって事なんだろうけど、本当 申し訳程度なんだろうな、うん
そんなこんなでヘンリの解説も一段楽した所で、反響定位に人ではない尋常じゃない強者の反応を感知してしまう、それも2つ
「確か王都には魔獣が侵入出来ない様に防護結界がある筈・・・と言う事は無害?」
「ん、どうかした? カナリア」
「反響定位に、尋常じゃ無い強者の反応を感知したんです」
「尋常じゃない強者? んーーー」
僕が反応を検知した先を軽く見据えていると、ヘンリが僕の様子がおかしい事に気付いたらしく 尋ねてきたので答えると、ヘンリも僕と同じ方向を見て凝視し
「ん、正体が分かった。安心して欲しい、基本的には無害。天然で会話が噛み合わない時があるけど、無害」
「ん? 知り合いですか?」
「知り合い、希少種だから会いに行ってみるのもアリ」
「確か この先に行こうと思ってたカフェが有るし、丁度良いんじゃないかな?」
「そうね、なんだか 目的地が同じな気がするわね」
「お、こう言う時のシホの勘は当たるし、多分 同じだね」
「ん、れっつごー」
数秒 凝視した後に僕の頭を撫でながら報告をしてきたヘンリのニュアンスが、完全に知り合いのソレだったので尋ねると肯定し、なんか会いに行く方向で話が進んでいく
別に会いに行く事に異論は無いけれど、ヘンリって結構 色々な所に知り合いが居るなぁ と思う
やはり、リューネの姫だからだろうか? それとも探索者として珍味を探し求めて国を渡り歩いたりして来た結果なんだろうか?
食費が桁違いに掛かるが、収入も桁違いに多いイメージなんだよなぁ ヘンリって、実際 どうなのかは分からないけど
え? 僕? ninja400を購入して以来 通帳を見てないから分からないなぁ、確か 3桁万円は確実に有るけど 多分 メイビー