前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
僕の何気ない言葉に3人で顔を見合わせてから空を仰ぎ
「ヴァンツァー部隊の目的は要救助者の救助、差し迫る危険の排除はするが、メインはあくまでも地上にいる者の救助だ、それ故に 高度自体は 然程高くは無い」
「ワカモの言う通り、一定高度以上にボスが居たら 発見出来ない理由も説明がつく」
「此処から見上げていても分からない・・・なら確かめる方法は1つ、か」
「ま、そうだの」
「ん、それしかない」
ワカモの推測にヘンリが肯定的な事を言い、僕は空を見上げて言うと2人も同じ考えに至った様で、肯定してくれる
「ワカモ、君って飛べるの?」
「飛べるぞ? 吾は霊狐、飛行程度 造作もない」
「ん、ワカモよりガリューの方が問題」
「あ、確かに」
確かめに行く事になった訳だが、ワカモが飛行出来るのか確かめると 『 何を当たり前な 』 みたいな雰囲気で返事が返ってきて、ヘンリがワカモよりガリューを心配する様に言ってきたので、ガリューを見ると なんだか神妙なオーラを纏っているのが見える
「
「まぁ そうだよね」
「ふむ、ならばガリューには地上に残って貰い、
「ん、適材適所、ガリューは紳士だら もーまんたい」
「うん、そうしようか。 ガリュー、よろしくね」
「
なんだか心なしかションボリしているガリュー へ ワカモが役目を提案するとヘンリもワカモに同調したので、僕が改めて指示を出すと嬉しそうに頭を下げて走り去っていく
「さてと、霊狐姿では少々空戦は不利だからな、人型で行かせて貰うとしよう」
「ワカモの本気が見れるね」
「空に上がった後は、どうしよう? 散開する?」
「いや、下手に分散するのは愚策だろう。此処は編隊を組んで行こう」
「そうだね、ぼく と ワカモがカナリアに合わせるから気にしなくて良いよ」
「了解」
ガリューを見送り数秒経たずでワカモが そう言い霊狐姿から人型へと
そして例に漏れず飛翔する為にフロッティをリフボードよろしく乗って加速し一気に空へと上がる、変に低速だと逆に危ないからね
「空を舞う時は200mじゃ全く足りないね」
「200mなんて ものの数秒で すれ違うからの? 空戦ならば 最低でも500は欲しい所だ」
「確かに、空戦で200m程度だと殆ど有視界戦闘と変わらない」
「水中だと優秀なんだけどなぁ、ぜひもなし」
軌跡を残しながら飛翔し続けて高度を上げてボスを探すが、200m程度では全く足りず 呟くと ワカモとヘンリが正論を言ってくる、無念
「所でワカモ? それ、ビームライフル?」
「うむ、ロングビームライフルをモデルにフルスクラッチで造ったお気に入り、名をガングニルと言う」
「そうなんだ、たしか
「その通りだ、何かと便利でな たまに使っておるのだ、吾の魔武器は使い勝手が独特 故」
「ぼくもビームライフルぐらい用意した方が良いかな?」
「そうだな、お主のバエルソードは速射性能が比較的低いしな」
「むねん」
僕の右側を飛ぶワカモが手に携えている得物を見て尋ねると、彼女は特に隠す様子もなく教えてくれる
射撃戦と格闘戦を両立出来る便利な武器なのは間違い無いので、言い選択だと思う
相変わらず黄金色に光り輝くバエルソードを装備して目立つヘンリがワカモの言葉を受け そんな事を言う なんか声に感情が乗っていないから 本心かは謎だ