前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
どうにかこうにかバトルライフルから話題を逸らす事が出来たので、暫く歩きヘンリの言う安地へと到達した為、当初の予定通りに休憩に入って いつもの様にワカモが入れてくれた お茶を飲んで一息つく
それから英気を養って再出発して更に1時間半程の時間を掛けて攻略を進めるて 直前の安地でセーブポイント更新と休憩を経て 階層ボス部屋まで到達する
「後半戦はイレギュラーも無くて順調だったなぁ」
「そうね」
「ん、順調」
「34層のボスは何でしょうね」
【エンカウントも少なかったなぁ】
【しかも安定の秒殺】
【ユウキ君も含めた連携も形になってきたね】
33層 階層ボス部屋前でボス部屋を見据えて呟くと、三者三様の相槌が返ってくる
あとはガリューを加えたフルメンでのフォーメーションを しっか取り入れて形に出来たら完成かな? と思う
問題は、ユウキとガリューが2人揃って 僕に良い所を見せようとしたり 期待に応えようとして張り切って前に前に出る所がある事だね
ユウキはパワータイプで、ガリューはテクニックタイプだし、ユウキの得物が大剣だから 少しガリューと相性が良くない
対策を考えておかないとね
「それじゃぁ、行こうか」
「行きましょう」
「鬼が出るか蛇が出るか」
「鬼でも蛇でも出て来たら斬れば良いんすよ」
「はは、確かに」
【そうだけど、そうじゃないw】
【暴力は全てを解決する】
【チカラこそパワー】
【蛮族の思考なんだよなぁw】
どんな階層ボスが出てくるか期待しながら階層ボス部屋へと突入すると、31層 及び 32層に引き続き コロッセオの様な すり鉢状の地形が目に入ったが、すぐに違和感を感じ
「全員 ストップ、何かおかしい」
「どうしたの? カナリアちゃん」
「む? これは・・・」
「どうしました?」
「これは・・・少し面倒かも」
【ん? どしたん?】
【トラップかな?】
【なるへろ】
全員に停止を掛けて反響定位に改めて意識を向けて、しっかりと判断する
「・・・視認し難いけど、糸が張り巡らせてある。手前側は感知用で 奥はトラップになってるみたいだね、多分 何処に隠れてる」
「糸のトラップなら、蜘蛛系のボスだね」
「視認が困難なのは厄介ね」
「そうですか? どうせ突入しますし、燃やせば良いんじゃ?」
【視認困難の糸か】
【反響定位 すげー】
【ユウキ君、単純明快やねw】
僕の言葉にヘンリが頷き言い
確かに、問題であるのはトラップ用の糸なので ユウキの言う様に焼き払うのが手っ取り早い
「じゃぁ、ユウキ君の案を採用して 僕が燃やすよ、ユウキ君には その後の戦闘に備えて貰おうかな?」
「ん、カナリアが言うなら」
「吾も異論は無い」
「分かりました、任せてください!」
ユウキの案を採用して僕が代表し糸を焼く事に決まり、フロッティから火焔放射をし燃やして行く、ヘイローのお陰か 感覚で混合出来るのが楽だから助かる
射程も30mぐらいあるし、かなり便利だ
「さて・・・問題は反響定位に階層ボスの姿を捉えていないって所かな?」
「こう言う時は、大体 上か下のどちらか」
「上ならば、足場が焼けて落ちてくる筈だが それが無いとなれば・・・下だの」
「つーことは、どっかに穴が有るって事か」
「そういえば、そんな狩りをする蜘蛛がいたな・・・なんて蜘蛛だったかにぁ・・・」
「ごめんなさい、私には分からないわ」
「無念」
「すんません、オレも分からないです」
【汚物は消毒だー】
【容赦なさ過ぎw】
【これ、このまま階層ボスまで燃えるんじゃね?w】
【そういえば巣穴を作る蜘蛛がいたっけ?】
【なんて蜘蛛だっけかな】
火焔放射で糸を焼きながら報告すると、階層ボスの所作は 恐らく地中では? と言う推測が経ったので 焼いていけば その内 我慢できずに出てくるだろうと楽観視しておく
どのぐらい耐えるかな?