前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんなこんな火焔放射で糸を焼きながら周辺警戒を怠らずに索敵を続ける訳だけど、なかなか階層ボスが姿を表さない
僕の反響定位は物体を透過してくれないので、岩や石がある場所では隠れている対象を見つける事は難しい
「ワカモ、何か聞こえる?」
「そうだの・・・吾等の音しかせぬな」
「と言う事は、ジッとしている訳か」
【推定 蜘蛛系だと、肺呼吸では無い筈だからなぁ】
【蟲系は昆虫と同じ呼吸法だもんな】
【あれ? 結構 蟲系って厄介じゃね?】
【気付いてしまったか】
そろそろ階層ボス部屋の半分を超えるエリアに火焔放射をした所でワカモに尋ねてみるが、ワカモの高性能イヤーでも音を捉えられないらしいので 本当に身動き1つせずに身を潜めている様だ、これは相当賢いか臆病かの どちらか かな?
「ヘンリさん、分かります?」
「ん・・・あの目測1mの岩の下、あそこにいる。でも気をつけて? この手のモンスターは 出口を複数用意している場合がある」
「分かりました、戦闘エリアは確保出来たので 突く事にしましょう。ワカモ、RPG」
「承知した」
【おー 流石がはヘンリ姫、優秀】
【ナイス アドバイス】
【判断が早い】
最終手段であるヘンリに尋ねると、30m程 先にある高さ1mの岩を指差して指定し、アドバイスをしてきてくれたので返事を返してワカモにRPGをお願いして出して貰う
「1発でいけるかな? 2発ぐらい 行っておく?」
「良いんじゃ無いか? なぁ CEO?」
「えぇ、足らないよりは良いと思うわ」
「それじゃ、僕とCEOでRPGを撃ち込もう、ユウキ君と ヘンリさん は警戒を」
「了解しました、カナリアさん」
「あい、こぴー」
【久々の登場だなRPG】
【20番代では ちょくちょく 出てたけど、やっぱりバイオームが変わるとね?】
【これで姿を現したら良いけど】
【階層ボスに撤退は無いし、大丈夫じゃぬ?】
ワカモからRPGを受け取り、弾頭の安全ピンを抜きながら尋ねると 僕と紗夜の2人でRPGを撃ち込む事になり、射線やバックブラストの範囲外になる様に位置を整える
「ハミングバード RPG ファイア」
「プレジデント RPG ファイア」
【おー 吹っ飛んだ】
【これはこれは】
【まごう事なき穴ですなぁ】
紗夜とタイミングを合わせてRPGを撃ち込むと、岩が衝撃で吹っ飛んで土煙が晴れると隠れていた穴が露出する
「来る」
「漸く本番だの」
「楽しみだねぇ」
「任せてください!」
「どんな蜘蛛かしらね」
【わくわーく】
【どうなるやら】
【何がでるかなぁ】
ヘンリの言葉に僕と紗夜はRPGをワカモの影へ投げ入れ自身の得物を構える、前衛にユウキがいるから 階層ボスを確認した後で使用弾薬を変更するかは決める事にしよう
「来た・・・ん? アラクネ?」
「アラクネかぁ 」
「ほう、アラクネか 珍しい」
「アラクネって、上半身が本体なのかしら? それとも下半身?」
「へえ コイツはアラクネって言うんだな」
【CEOもカナリアちゃん色に染まってきたなぁw】
【確かに、それは気になるけどもw】
【確かに このアラクネは、下半身の蜘蛛の部分にも眼と口が有るタイプだからな、気になるw】
激おこ 状態の階層ボスであるアラクネが巣穴(仮)から飛び出してきて 僕達に威嚇行動を見せているのだが、ヘンリ の様子が少しおかしいし 紗夜は 何か気になる事を口にしている、ユウキはアラクネを知らなかった様でルクスフリーデンを構えながらアラクネを観察しながら言う
とりあえず上裸でなくて良かった、モンスターとはいえ上半身が女性型だから、上裸だとワンチャンbanされる可能性もあるしね?
あ、でもドローンカメラにはノータイムでモザイク処理出来るぐらい高性能AIを使用してるし大丈夫なのかな? 多分 メイビー