前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
激おこ 状態のアラクネの挙動を注視しつつ
「ヘンリさん、ユウキ君と前衛を お願いします」
「ん、了解」
「ワカモ、CEOと援護を 僕は遊撃しながらバッファーするから」
「承知した、行くぞ CEO」
「えぇ、分かったわ」
【ちゃんと指示出せて偉い】
【なんでアラクネって女性型なんやろな?】
【なんでじゃろ?】
【教えて 賢い人〜】
アラクネとの戦闘経験がありそうなヘンリにユウキと共に前衛をする様にお願いして、僕は遊撃を開始する
ヘンリの様子を見る限り、アラクネは 34層 階層ボスでは無かったみたいだから、しっかりと警戒しておく必要がある
考え過ぎかも知れないけど、アラクネを撃破したら子蜘蛛が放出されて、第2戦目開始とか有るかも知れないしね? まぁ 正直 考え過ぎであって欲しい
「蜘蛛って口から糸を出す事が出来るんだ」
「はん、オレに糸は通用しないっての」
「ん、アラクネに取って相性最悪」
「ははは、火炎属性だからな ユウキは」
【相変わらず緊張感が欠如しているw】
【マイペースだなぁw】
【まぁユウキ君、火炎属性やからね。糸を燃やすのは造作も無いじゃろなw】
僕達に怒りの威嚇をしていたアラクネが、下半身の蜘蛛の口から粘着糸を放出して ユウキとヘンリを拘束しようとするが、ユウキが火炎を纏ったルクスフリーデンで一閃して焼き払い無効化する
先程はユウキの魔力消費を抑える為に僕が火焔放射をしていたが、やはり正式に火炎属性を保有しているユウキの方が火力も精度も高い、まぁ当然の事だろう
ヘンリの言う通り、アラクネに取ってユウキは相性最悪の敵だろう、何せ自身の糸を焼いて無力化してしまうのに、自身への攻撃は容赦なく届いてくるのだから
「ユウキ君、油断せずにね」
「はい、任せてください!」
「アラクネは魔法も使うから気をつけて」
「うす」
【ナイスアドバイス、ヘンリ姫】
【ぐっど】
【魔法かぁ】
アラクネの意識を逸らさせる為に岩塩スラグショットを撃ち援護を行うが、下半身が蜘蛛だけあって躱した後の安定度合いが桁違いな上に動きが素早い
こう言う時は散弾の方が良いのだけど、ヘンリは兎も角 ユウキに岩塩とはいえ散弾を当てたら可哀想だからね、使用できない
「あれ? 武器を出してきた、バルディッシュかな? 」
「オレと打ち合うってか? 生意気だな」
「ユウキ、冷静にね」
「わーてますって」
【珍しい武器やなぁ】
【まぁあんま見ない武器だな】
【バルディッシュ使うなら、ハルバードとかバトルアックスがあるしね】
【せやね】
カサカサと動き僕とCEOの援護射撃を回避しながら自身の得物らしいバルディッシュを展開して構えると、ユウキがルクスフリーデンをトンボの構えで構えて言い、ヘンリが軽くたしなめるが イマイチ信用できない返事を返す、まぁ忠告を聞かないで痛い目を見るのもユウキには必要な経験かも知れないし、行末を見守る事にしよう
そんな事を考えていると、カサカサと動き回っていたアラクネがユウキに狙いを付けた様でバルディッシュを振り上げ彼女へ突撃してゆき、ユウキもアラクネに向かい突撃を敢行し、両者が交差し ユウキのルクスフリーデンが先にアラクネへ届き 見事にバルディッシュの柄ごと真っ二つにする、なんだか切れ味が凄い
「やっぱ一撃必殺が1番効率が良いっすね」
「まぁそれは否定しない」
「カナリアの場合、必中必殺だからね」
「はは、確かに」
【お見事】
【見事な御技】
【まさに
アラクネを真っ二つにして残心を取るユウキの後ろで数拍遅れ燃え上がるアラクネを見て、ヒートサーベル的な理屈でバルディッシュも斬ったと理解し、ユウキの言葉に同意する
とりあえず僕が危惧していた事は大丈夫そうだ、ユウキがアラクネを燃やして火葬しているからね、うん
さて、あとはセーブポイントの更新とかして配信を終わらせるだけだね