前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんなこんなで
そんな訳で軽量コンパクトボディとはいえ、紗夜と渚 & 紗凪が大事な話をしているのを棒立ちで見ているのも邪魔だろうと思い、紗夜の後ろに控えている
「あれ? ユウキ君だ、こんにちは」
「こんにちは、カナリアさん」
ユウキがソファに座り飲み物を飲んでいるのを発見したので声を掛ける、やはり冬になると日焼けも薄くなるのか、やや白くなっているのがわかる 人体って面白い
「ユウキ君が事務所に居るの、珍しいね?」
「そうですね、基本的にライブ配信がメインですからね」
「それで事務所に居るって事は、撮影?」
「いえ、打ち合わせです、いつもはマネージャーに丸投げですけど、絶対に参加しろって言われて」
「なるほど」
無遠慮に彼女の隣へ座り尋ねると、少し渋い表情をして言う。ユウキは僕と同等か それ以上に自由を愛する民だから、強制参加は不満なのだろう
まぁ小学生だし、僕と違って1周目だろうからね、うん
「オレは打ち合わせですけど、カナリアさんは どうしたんです? 今日はオフですよね?」
「うん、実は紗夜ちゃん と息抜きがてらツーリングに行こうと思ってね?」
「ツーリングですか、良いですね? オレも行きたいっす」
「え? 僕は別に構わないけれど・・・」
ユウキの質問に素直に答えると、ユウキが そんな事を言ったので そう答える
僕としてはユウキとタンデムするのは慣れているし、将来の趣味友開拓としても悪くない選択だと思う訳だけど、本当に連れて行く前に確認しなければならない事がある
「ユウキ君、ツーリングに連れて行くのは別に構わないけれど、君 打ち合わせは?」
「それならさっき終わりましたよ? 打ち合わせ自体 30分で済む内容でしたし」
「なるほど? なら問題ないね」
「連れてってくれますか?」
「うん、良いよ」
「やったー」
僕の質問に素直に答えるユウキに、同行許可を出すと年相応の喜び方をするユウキを見て少し癒される、うんうん やはり小学生はこうでなくちゃね?
「それじゃ、紗夜ちゃん待ちだね」
「そうっすね、社長 いつも忙しそうですけど、過労で倒れないっすよね?」
「大丈夫じゃない?
「それ、カナリアさん の聖水と岩塩が無かったらヤバい奴なんじゃ?」
「ははは、君も そう思う?」
「笑い事じゃないんじゃ?」
「まぁね」
ユウキの疑問に僕なりの答えを口にすると、ユウキが軽く引いた表情で言うので笑って誤魔化すと、割と本気で言われたので肩をすくめて相槌を打つ、ひとまずは僕が聖水 & 岩塩を提供している限りは紗夜の無事は保証されているので、記憶の底に沈めてしまおう
「あ、そうそう。ユウキ君? 一応 聞くけど 門限とかある?」
「門限ですか? 別に無いですけど、ウチ 夕飯食べるのが19時頃なんで作り始める18時には夕飯を食うか否かを連絡する必要はあります」
「そっか、了解」
ユウキに念の為に尋ねると、門限は無いが 夕飯の連絡はしないといけない旨を教えて貰ったので、ツーリングプランを考える
僕と紗夜だけなら、気ままにツーリングして 遅くなりそうならホテルなりに泊まる事も視野に入れる事も可能だけど、しっかりしているとはいえユウキは まだ小学生、流石に ダンジョン攻略で仕方なく一泊するなら兎も角、遊びに連れ出して外泊はだろう 仮にユウキの両親が許しても 僕の意地的にはダメだ
ま、元々息抜き目的だし 少し遠出して ご飯でも食べようかな?