前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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783. 息抜きツーリング with ユウキ 2

 

 

30分ほどユウキと雑談をしていると

 

 

「お待たせカナリアちゃん」

 

「お話は纏まったみたいだね?」

 

「えぇ、(なぎさ)の育休に関してと、姉さんの用事ね ひとまずワカモちゃん を派遣する方向で話しは進んでいるから、そのつもりで」

 

「うん、分かったよ」

 

 

紗夜(さや)が現れて声を掛けてきたので返事を返すと、どうやら紗凪(さな)の方にもワカモを派遣する方向で話しが進んでいるらしい、僕としてはワカモの負担にならなければ大丈夫だと思っているので、了解の意を紗夜に伝える

 

 

「そろそろ行きましょうか、3連休の初日で道が混むかも知れないもの」

 

「そうだね? あぁそれと、ユウキ君を連れて行こうと思うのだけど、良い?」

 

「ユウキ君を? 別に構わないけれど、日帰りになるわよ? カナリアちゃんは良いの?」

 

「構わないよ、物足らなかったら明日と明後日で走れば良いだけだし」

 

「そう、なら私は異論は無いわよ」

 

「ありがとう紗夜ちゃん、良かったね? ユウキ君」

 

「ありがとうございます社長、カナリアさん」

 

 

紗夜とひとしきり会話をすると、出発しようと言われたので紗夜へユウキが同行する旨を伝えると、了承してくれた 良かった

 

紗夜の了解を得られたのでソファから降りて若宮ギルド地下駐車場へと向かい、紗夜が儀式(出発準備)をしているうちに 僕とユウキも準備を始める

 

 

「今回は本格的なツーリングだからタンデムベルトを装着するね? あとユウキ君は このプロテクターを装着して」

 

「了解です」

 

 

収納魔法からninja400や必要装備を取り出してテキパキと装着してゆき、最後にインカムの接続テストをして出発準備を整える

 

 

「現在時刻は約10時、ツーリング出発には少々遅いけれど まぁ軽く流す感じなら問題ないわね」

 

「そうだね?」

 

「目的地だけれど 海ほたる ・・・は行く事は出来ないわね」

 

「残念ながら3年経ってないし、まだ満18歳だからね」

 

「なら・・・一旦 峠へ行きましょうか、確か 蕎麦屋のある所があった筈よ」

 

「そうだね、そうしようか」

 

 

ninja400に跨り ユウキが しっかり後ろに乗った事を確認して紗夜の言葉に相槌を打ち、ひとまずの目的地を決めて出発する

 

 

「あのカナリアさん? さっきの 海ほたる へ行けないって、なんでですか?」

 

「あぁ 理由? 法律で決まってるからだよ、僕が持ってる中免・・・正式名称 普通自動二輪免許は 取得から1年経たないとタンデム 所謂 2人乗りしてはいけないし、高速道路でタンデムするには 免許取得から3年以上かつ20歳以上じゃないとダメなんだ」

 

「なるほど、それで 海ほたる には行けないって訳ですか」

 

「そう、海ほたるって 東京湾アクアライン(高速道路)のPAだからね」

 

 

若宮ギルド地下駐車場を出発して最初の信号で止まったタイミングでユウキが おずおず と質問してきたので答えてあげると、理解してくれた様で納得した様な声色が聞こえる

 

 

「海ほたる は海上にあるから景色が良いのよね、夜景もオススメよ」

 

「へぇ〜」

 

「夜景? 見に行ったの?」

 

「えぇ、貴女達が修学旅行に行っている間に隙間が出来た時に冬彩(かずさ)と」

 

「そうなんだ、今度 僕も行ってみようかな」

 

「いいな〜 オレも行きたいっす」

 

「あと約4年の我慢だね」

 

「うす」

 

 

信号が青に変わり紗夜が先導しながら、そんな事を言ってきたので聞き返すと 僕達が修学旅行を満喫している間に紗夜は冬彩と 海ほたる へ行って夜景を見てきた様だ、少し羨ましい と感じたので 今回 見に行く事に決める

 

そんな僕と紗夜の会話を聞き、ユウキが本当に羨ましそうな声色で言ってくる、こればかりは取得可能年齢になるまで無理なので我慢して貰いかしかない

 

ダンジョンの中なら兎も角、公道でユウキにバイクを乗らせる訳にはいかないしね?

 

逆に言えばダンジョンの中ならユウキをバイクに乗せる事はできるって事では有るけど、まぁそれはそれとしてツーリングするのは約4年 お預けだね、うん

 

 

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