前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
ユウキを将来のツーリング仲間として迎える為の話をしつつ信号の多い街中から山道へと入り、目的地の お蕎麦屋さん の有る峠へと進んで行く
「ユウキ君は、どんなバイクに乗りたい?」
「そうですね・・・今 乗ってるninjaとかですかね?」
「そっか、ninjaは良いよ〜? 販売台数が多いから修理パーツが豊富にあるし、カウルも色んなメーカーが作ってるから 個性も出せるし 社外パーツも数がある」
「カナリアちゃんの言う通り、売れているバイクは それだけ修理パーツが入手しやすくなる反面、個性が確立し難い問題はあるわね? とはいえ ステラ・アークには技術者が沢山いるから、社内で作ろうと思えば作れるわ」
「良いっすね? ならバイクメーカーとコラボして カナリアさん モデルのバイクとか売れそうじゃないっすか? 」
「良いわね、それ」
「えぇぇ・・・」
何気なくユウキに乗りたいバイクを尋ねると、完全に僕の影響を受けている様でninjaに乗りたいと言ったので、そこはかとなくninjaを勧める
「やっぱり三連休だからかツーリングに出てるライダーが沢山いるね」
「そうね、ん?」
「なんだ? 物凄く頭の悪そうな爆音が聞こえる」
「やれやれ、若さ故の過ちかな・・・紗夜ちゃん、次の直線で速度を落として左に寄せて、イキリ太郎を抜かせよう」
「了解したわ」
露骨に話題変更を敢行すると、紗夜が相槌を打った直後 明らかに法律違反の超絶爆音のイキリマフラーを轟かせるライダーが現れたので、難癖つけられて絡まれても嫌と言うのも有るので紗夜に指示を出して さっさと抜いて貰う事にする
こう言う手合いは運転マナーも悪い事が多々あるしね? 普段しているソロツーとかなら気にせず運転するけど、今日は
そんな訳で直線に入って すぐにハザードを焚いて路肩に寄せ 後続に抜いて貰う
「お、アレは車検通らないね」
「確かに、アレは通らないわね? 」
「車検? バイクも車検あるんすか?」
「うん、有るよ」
僕達の後ろや、前で僕達と同じ様にスピードを落としてイキリ太郎を抜かせるライダーを、堂々とイエローカットしてイキリ太郎が爆音を轟かせて走り去って行き、彼の跨るバイクを見て呟くと紗夜も同調し ユウキが質問してきたので頷く
「厳密にいえば、排気量251CC以上のバイクが車検を受けないといけないんだ、新車の場合は3年で それ以外は2年毎だね? この辺りは車と同じ」
「私のエリミネーターとカナリアちゃんのninja400は共に排気量400CCだから車検を受ける必要が有るの、そして車検は受けるだけではダメな訳」
「当然 検査に合格しなきゃダメな訳だね、それで さっきのイキリ太郎のバイクは検査項目に合格出来ないだろうってね」
「なるほど、具体的には?」
「具体的に? そうだなぁ・・・」
ユウキの質問に対して説明をすると、紗夜が僕に続いて説明をしてくれたので僕も続いて説明をすると、ユウキから更に質問がきたので
「まずマフラーの音、規制があって基準値以下じゃないとダメ、普通に捕まる」
「あとはそうね・・・ハンドルも結構アウトっぽかったわね」
「あー確かに」
「なるほど、バイクをカスタムする時の注意って奴っすね」
「そうだね、まぁ多分 あの人は わざとしてるんだろうけどね?」
とりあえず1番ダメな部分を上げてユウキへ説明をする、個性を出したい気持ちは分からなくもないけど、やっぱり法律違反はダメだよね?