前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんな事を考えていると
「それと日本のダンジョン配信者を集めて開催されるイベントのお誘いも来ているわ」
「
「あら、ごめんなさい?」
考える事が増えてしまったので、軽く苦言を呈するが響いてる様子が無い、まぁいつもの事だから良いけど
「コラボの方は一旦保留しておくとして、イベントの方は受けた方が良いですか?」
「そうね・・・事務所的には受けて貰えると知名度が上がるし、視聴者も喜んでくれると思うわ、でも無理強いはしないわよ? 貴女が活動していて楽しいのが1番だもの」
僕の問い掛けに紗夜は微笑み、そう言う
その表情に少し見惚れてしまう、やはり紗夜は美人だなぁ
「ありがとうございます、紗夜ちゃん」
「構わないわよ、カナリアちゃん」
「ところでイベントって、いつなんですか?」
「
「はいはーい」
お礼を言い、日付を尋ねると紗夜は渚の名を呼び、渚はデスクの上のタブレットPCを起動し確認して
「8月だから、夏休み中かな?」
「夏休み中ね、補習が無ければ」
「夏休み中・・・か」
イベントの開催日が夏休み中と判明した訳だけど、開催日が夏休み中と言う事は、それなりの大きいイベントなのだろう、と無知な僕でも察しが付く
実は、構想段階では有るものの旅行というか巡礼?をしに行こうと考えていたりするので、結構スケジュールがキツイ可能性が出てきた
「紗夜ちゃん、このタイミングでアレですけど、夏休みに少し日本を離れたいんですが・・・」
「あら、旅行?」
「旅行と言えば旅行ですが・・・総本山に行って礼拝を、と」
「あ〜、なるほど。理解したわ」
紗夜の傍に控える
「今のところ、カナリアちゃんの7月の最終週はスケジュール空いてるよ〜」
「ありがとうございます、渚さん」
「1週間で足りる?」
「少し足りないですけど、夏休み中に分ければ何とかなると思います」
「そう・・・渚、調整しておいて頂戴」
「了解です、お嬢」
そんなやり取りを見て、僕の予想以上に忙しい夏になりそうだなぁと他人事の様に思う
まぁ間違いなく自分の事なんだけどね? うん
「えーっと、とりあえずはイベントの方は参加する方で行きたいと思います、ただ鷹ちゃんが同行するのを前提で」
「そうね、その方が良いでしょう。あとで
「はい」
紗夜へイベントへの参加了承の意を示し、彼女も概ね了承してくれる
そして少し置き去りになってる冬彩へ向き
「冬彩さん、社外秘なのですが・・・僕はイオン様とヴェスタ神から祝福を戴いて聖女のエクストラクラスを有しているんです」
「なるほど、だから礼拝へ?」
「はい、各教会から認定されている訳では無いですけど、2柱から任命されていますので、総本山へ礼拝に赴くのが筋でしょうから」
「素晴らしい、お心遣い。感服致します」
冬彩に説明すると彼女は、そう言う・・・なんかいちいち言葉が仰々しいなぁ、うん
「それに見ての通り僕は純血の日本人では無いです、ベルカには祖父母や親戚が居ますし、数年ぶりに会っておこうかと」
「それは良い心掛けですね、統合騒乱の様な大災害が再び起こらない保証は無いですし、会える内に会うのが1番良い選択です」
「そうですね」
何か冬彩の言葉に重さを感じて、なんとも平凡な返事を返してしまう
まるで自身の経験に基づく様な そんな重さだった・・・まさか、冬彩も転生者?
いや、まさかね? こんな都合よく転生者がいる訳ないよね? うん
さてさて、ベルカの聖導教会総本山へ行く事自体は、そう難しくはないしハードルも低い
ただヴェスタ神教の方は、そうとはいかなくて、リューネ語をある程度は使える様になっとかないとなぁ