前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
聖歌 鎮め歌により魔王シャナの手先と化していたグンジョウ達は徐々にデバフの進行により能力低下が著しくユウキとヘンリにより撃破される
「アオ!!」
「ツルギ?!」
「はぁ、役に立たない愚弟が・・・全く、あとで復活させるのが面倒臭いのに・・・シンク、アンタは死なないでよ? 死体回収出来るのが残ってないと、アタシがやらないとダメになるじゃないの」
「あー わりぃ、ダメかも。先 逝くわ」
「はぁ? あぁもう!! どいつもこいつも!! 役立たずばかり!!」
前衛2名が撃破され キラキラと魔力素子を立ち登らせて物言わぬ塊へ変わったグンジョウとツルギを見て、魔王シャナは 何とも人の心を感じない物言いで悪態をつき、三尾分身に分割されたシンクに 更に悪態をついて激昂する、まさに暴君の所業と言うやつだ
「もういい、アタシが殺る。 ユタカ、ユエ、もう良い 贄となりなさい」
「「イエス・ユア・マジェスティ」」
「3人共 退け! 何か来るぞ!」
「応!」
「ん、分かった。ガリュー、カナリアの直衛に」
「
激昂し玉座から立ち上がり長杖を左手に持ち、右手に魔導書らしき物を喚び出し滞空させ、ユエ&ユタカへと指示を出すと2人は魔王シャナの元へ飛び退き禍々しい銃と刀を取り出し、躊躇うこともなく自決する
「全く・・・死体が有っても腐る前に処理しないといけないから面倒臭いのに、まぁ良いか アンタ達も仲間に入れてあげる、喜んで死に アタシの軍勢へ入りなさい?」
「死人から魔力を吸い上げて? いや、これは魂自体を魔力に変換しているのか? ゲスが!! 貴様、どれほど死者を冒涜する気だ!!」
「はぁ? 知らない、アタシに使われて本望でしょう? それに並行世界に まだまだ沢山 有るんだから別に良いじゃない」
「・・・貴様、もう許さん! 吾が貴様を地獄へ送ってやる」
「やれる物ならやってみなさいよ、無理でしょうけど」
1曲歌い切る頃に魔王シャナは巨大な魔法陣を展開し頭上に禍々しい魔力球を精製しながらワカモとレスバをすると、ワカモの逆鱗に触れたらしく三尾分身を呼び戻し合体して、僕達の前へ出て人型になり鉄鏡を多数展開し懐から勾玉を取り出し口に含み噛み砕き
「これより この地、この空間は我が領域、我が国土! 汝 一切の希望を捨てよ! アマテラス」
「なに? 鏡を増やしたところで・・・え??!」
「くははは、驚いたか? 」
「あり得ない!! なんで!? 消えない!! アタシが!! このアタシが! 」
「良く鳴く小童だなぁ、貴様の目の前に居るのは千の時を生き万の死地を経て尚 生きる術師だぞ? たかだか100年も生きていない餓鬼に超えられる訳があるまいよ」
「痛い痛い痛い痛い」
噛み砕いた勾玉を飲み込んだワカモが両手を広げ魔法を発動させると、鉄鏡から光が溢れ魔王シャナを包み、彼女が嘲笑った次の瞬間 魔王シャナが虹色に煌めく焔へ包まれ燃え上がる
よく分からないけれど、なんか終わったっぽいので鎮め歌を歌うのをやめて、虹色の焔に焼かれ崩れ落ち膝をついて痛みに耐えている魔王シャナから周りへ目を移すと、魔王シャナだけではなく 自決したユエ&ユタカ、ツルギにシンク、グンジョウの遺体までも燃えているのだが、全く熱を感じないと言う不思議な事が起こっていて、首を傾げると
「この虹色の焔は 浄火の焔と言う 希少魔法、がんばれば カナリアも会得出来る、多分 メイビー」
「ふむ、確かに主ならば会得が可能かも知れぬな?」
「会得出来るか否かより、浄火の焔が何かを教えて欲しい、かな?」
「あぁすまぬ、吾の秘奥義の1つ 浄火の焔は 簡単に言うと悪を焼き殺し 善を清め癒す魔法だ、だから この焔は悪以外には無害で熱も感じぬ訳だ」
「なるほど」
ヘンリの説明とワカモの相槌を聞いても、サッパリ理解出来なかったので、ワカモにしっかり説明をしてもらい、漸く理解出来た
ワカモが秘奥義にしている理由は理解出来たし、多用しないのも何か理由があるのだろう と予想出来る
なんとなくだけど、使用できる場面も限られていそうだしね?