前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんなこんなで護衛?の人達に囲まれつつ 控え室へと移動する訳だけど、人で溢れ返っていて少し時間が掛かってしまった
「では、コチラの控え室を使用してください。警備員を数名 置いていきますので、何か有れば申し付けてください。カナリアさんの お願いなら泣いて喜ぶと思いますので」
「ははは・・・ありがとうございます?」
控え室に到着し一旦 入室して
「それでは私はこれで」
「それじゃぁ、僕はライブの最終チェックしてくるね? 」
「うん、お願い」
「ん、任せた」
「ユウキ君、カナリアをお願い」
「はい、お願いされました」
仁科の後に続いて
「時間が無い訳ではないが、無駄に時間を浪費するのもアレだ、始めるとしよう」
「じゃぁワカモ、お願い」
「うむ、任せよ」
「ワカモ、ぼく も」
「分かっておる、大人しく座っておれ」
「うい」
ワカモの言葉に相槌を打つとヘンリも ヘアセットを要求してワカモは息をするように分身し、僕とヘンリ のヘアセットを開始する やはり頼りになる
そんなこんなワカモに委ねてヘアセットをして貰いつつ、ふとワカモが前回の地域イベントで言っていた事を思い出す
「そういえば去年もワカモに髪をセットして貰ったけど、4番目と・・・7番目?が 不器用とか言っていたよね」
「ははは、主よ 不器用なのは12番目だぞ? それに7番目は
「あぁ、そっか そっか」
例に漏れずお世辞にも性能の良くない僕の脳味噌に記憶されていた事が良い具合に歪曲していて、ワカモは訂正しつつ笑う
ステラ・アークに住み着いて久しい
「まぁ ものぐさ とはいえ、
「毛量? あぁ 霊狐だから?」
「その通り、吾の尾は9つ、文が2つ、卯月は3つ、ミナが5つだ」
「へぇ、結構 バラバラなんだね?」
「そうだの? 霊狐にとって尾の数 が戦闘力に直結する、故に 吾の子供達の中で1番 戦闘力が有るのがミナだ」
「へぇ〜」
ワカモの説明に何となく共感を抱く、僕も自分で髪を乾かすの面倒くさいから三鶴かマイマザーにして貰っているからね、まぁ頼んで無いのだけどね?
「アレ? でもワカモ? その説明だと、今 説明に出てきた人 以外は 尻尾が無い みたいに聞こえるよ?」
「ん? 正確に言うなら、1番目と3番目、5番目に10番目には尾は無いぞ? 」
「えーっと確か12人 だっけ? 」
「あぁ 12人目で主人に止められてしまったからな。打ち止めだ」
「ははは・・・」
僕はワカモの説明を聞いて疑問に思った事を尋ねると、ワカモは何気なく答えてくれる
現代日本で、そこそこ兄弟の多い方に入る僕を始めとしたヘンリ&ユウキだが、サッカーチームを結成した上に補欠1名が居るワカモ チルドレンの圧倒的な数に愛想笑いで誤魔化す他ない
具体的に言うと、僕が4人兄弟でヘンリが7人兄弟、ユウキが6人兄弟の筈だから、ワカモの産んだ人数が段違い過ぎる
「いやはや2年毎に産むのは少々無謀だったかも知れぬが、なかなか愉快な日々だった」
「え? 2年毎?? 」
「ぼく と 兄様達と同じぐらいの歳の差だね」
「長子と未子が 24歳差になるか」
「・・・それ、子供が12人で多いから じゃなかったんじゃ?」
「そうかもな? ははは」
ワカモはカラカラと笑いながらヘアセットを継続してゆき、なんとも衝撃的な事を言う、これが長命種の感覚なんだろうか?