前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
なんだかんだでワカモの謎が解明されたが、違う謎が更に発生してしまったので一進一退の様相になっている、なぜだろう?
まぁ僕が考えても仕方がないので、聞くタイミングが有れば聞けば良いと思う
そんな訳でワカモによりアイドルに相応しい? 髪型にセットして貰い、完成したタイミングで、ユウキが無言で自身のスマホを取り出して 僕の写真を撮り始める、いや 何か言って欲しいよ? うん
「流石はワカモ、カナリアさん が最強」
「そうであろう? 渾身の出来だ」
「んふふ、カナリアとお揃い」
「お主も主 程ではないが、髪が長い方だからな。せっかくだし お揃いにしてみた」
「ぐっど」
ひとしきり僕の写真を撮り満足した様子のユウキが言い、ワカモがドヤ顔で答えて ヘンリが ムフーとご満悦な表情をしてワカモへ サムズアップをすると、ユウキもヘンリに続きサムズアップする
なんだ? これは?
なんだか良く分からない事になっているけど、そんな事よりライブの準備を進めないとね? うん
そんな訳で一旦 3人は放置してヘンリ とのデュオの時用のアイドル衣装が掛かっている位置まで移動し、無造作に服を脱いでいく
今日は着替えが有ると思っていたから、そんなに厚着も脱ぎ難い服も着ていないので、直ぐに下着姿になって すぐにアイドル衣装のインナーから着ていく、本当 どんな材質なのかよく分からないけれど 着やすいんだよなぁ アイドル衣装
そんなこんなキュロットタイプのアイドル衣装を着て靴下も履き替えていると
「カナリアさん、ヘンリさん、もう少しでお出番になります。準備は出来ていますか? 出来ているなら ステージ側で待機していただきたいのですが・・・」
「あ、はーい」
「む、時間。 仕方ない」
「少し話が盛り上がってしまったな」
「ぜひもなし・・・へんしん」
控え室の扉がノックされ、少しだけ開かれて そんな事をスタッフが言ってきたので返事をすると、扉が閉まったのでヘンリ の方を見ると ギャレンの変身ポーズを取り 魔法による速着替えをしていた、器用だなぁ
デザインは 殆ど同じだけど ピンクや白、黄色ベースの僕と違い 青や紫と落ち着いた色合いのヘンリ と言う対比が出来ている、たしかヘンリが断固抗議した結果だったかな? 確か
そんな訳で控え室を出ると、護衛騎士がスタン張っていたので彼等彼女等に守られる形でステージまで移動をする、まぁ距離自体は そんなに遠いわけでは無いのだけどね?
なんか聞き覚えの有る声が聞こえてきてるけど、流石に そんな偶然が2度も有るとは思えないので集中する為に深呼吸をしていると、
「お〜 歌 楽しみにしているからな?」
「うん、頑張るよ」
「ん、期待するべき」
僕達は 控えていたシスターからマイクを受け取り キュクノスへ返事をしてステージへ上がる
「さぁさぁさぁ皆さん お待ちかねの時間です!! 先程の小話も面白かったですが 彼はあくまでも前座、メインはカナリアさんとヘンリさんのライブと言っても過言ではありません!! そうですよね?!」
「あぁ なんか去年より思想が強い」
「ん、仕方ない」
なんだか去年よりパワーアップを果たしているリーゼロッテに軽く困惑していると、ヘンリは軽く肩をすくめる程度で済ませる。やはり これが経験の差というやつなのかも知れない
そんな訳で、リーゼロッテが場を沸かし過ぎて沸騰しているのでは無いか?と言うぐらいに温まっている会場を何気なく見渡してみると、手製の団扇を持っている人がチラホラいるのが見える
因みに この団扇は、アイドルを推す時のアレの事だ
ザッと見た感じ、僕の名前もあるけど ヘンリの名前も 少なからずある様に見えるので、同盟会員だけが来場者じゃない様で良かった
高校を卒業して落ち着いたら、ヘンリとライブイベントをしても良いかも知れない?